【サウナの種類別】平均温度と体感温度の違い、温度の感じ方ガイド
1. はじめに:サウナの温度は種類によって違う!
サウナといえば、高温の室内で大量の汗をかくイメージがありますよね。 実はサウナには様々な種類があり、それぞれ快適な温度設定が異なります。
例えば、高温で乾燥したサウナが好きな方もいれば、低温で湿度の高いサウナを好む方もいます。
サウナの種類 | 平均温度 | 湿度 |
---|---|---|
ドライサウナ | 80〜100℃ | 10〜20% |
スチームサウナ | 40〜50℃ | 100% |
このように、サウナの種類によって温度や湿度が大きく異なることが分かります。 自分に合ったサウナを見つけるためには、それぞれのサウナの特徴を知ることが重要です。
この記事では、サウナの種類別の平均温度や体感温度の違い、さらに温度別の効果的な入り方などをご紹介します。自分にぴったりのサウナを見つけて、サウナをもっと楽しみましょう!
2. サウナの種類と平均温度
ドライサウナ
サウナと聞いて多くの方がイメージするのは、このドライサウナではないでしょうか。
高温で乾燥した室内が特徴のドライサウナは、発汗作用が非常に高いサウナです。
項目 | 平均温度 | 特徴 |
---|---|---|
ドライサウナ | 80℃~100℃ | 湿度が低く、高温で乾燥している |
ドライサウナの平均温度は80℃~100℃と高温ですが、湿度が10%前後と非常に低いため、比較的呼吸がしやすく、身体に熱が伝わりやすいのが特徴です。
温度調節がしやすい特徴を生かして、温度計を見ながら自分に合った温度でサウナを楽しむことができます。
スチームサウナ
スチームサウナは、高温で湿度が非常に高いサウナです。サウナ室内の温度は比較的低めですが、湿度が高いため体感温度は高くなります。
サウナの種類 | 平均温度 | 湿度 | 体感温度 |
---|---|---|---|
スチームサウナ | 40~50℃ | 80~100% | 高い |
スチームサウナの特徴は、なんといっても湿度です。大量の蒸気が発生しているため、肌に潤いを与えながら発汗を促します。息苦しさを感じにくいので、サウナ初心者の方にもおすすめです。
ただし、高温高湿の環境であるため、体調や持病によっては注意が必要です。心配な方は、事前に医師に相談することをおすすめします。
フィンランドサウナ
フィンランド発祥のサウナのことで、一般的に「サウナ」といえばこのフィンランドサウナを指すことが多いです。高温で乾燥した室内が特徴で、サウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させる「ロウリュ」を行うこともあります。
項目 | 平均温度 | 特徴 |
---|---|---|
フィンランドサウナ | 80℃~100℃ | 湿度が低く、体感温度は高め |
ロウリュによって体感温度はさらに上がり、100℃を超える場合もあります。
高温による発汗作用が期待でき、心身のリフレッシュに効果的です。
ロウリュ
ロウリュとは、フィンランド発祥のサウナ入浴法で、熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させることです。高温の蒸気が発生することで、体感温度が急上昇し、発汗作用が高まります。
項目 | 説明 |
---|---|
平均温度 | 80℃~100℃ |
湿度 | 最大70%程度まで上昇 |
特徴 | 熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させる |
ロウリュでは、アロマ水を使用することも多く、リラックス効果も期待できます。ただし、高温・高湿度の環境になるため、サウナ初心者の方は無理せず、短時間から体験してみましょう。水蒸気を浴びる際は、やけどに注意し、深呼吸を避けながら行うことが大切です。
その他のサウナ
上記のサウナ以外にも、近年では様々な種類のサウナが楽しまれています。それぞれ温度や湿度、効果が異なるので、自分に合ったサウナを見つけることが大切です。
サウナの種類 | 平均温度 | 特徴 |
---|---|---|
ミストサウナ | 40~50℃ | 湿度が高く、息苦しさを感じにくい |
塩サウナ | 50~60℃ | 塩のミネラル成分で美肌効果が期待できる |
テントサウナ | 90~100℃ | テント内で手軽に楽しめる個人用のサウナ |
ゲルマニウム温浴 | 40℃前後 | ゲルマニウムの力で発汗を促す |
これらのサウナは、施設によって温度設定が異なる場合もあります。事前に確認しておくと安心です。
3. 体感温度の違いを生む要素
湿度
サウナの体感温度を決める要素として、温度と同じくらい重要なのが湿度です。湿度が高いほど空気中の水分量が多くなり、熱が体に伝わりやすくなるため、同じ温度でもより暑く感じます。
湿度 | 体感温度 |
---|---|
低 | 比較的暑さを感じにくい |
高 | 実際の温度以上に暑く感じる |
例えば、乾燥したサウナ室では90℃でも比較的過ごしやすいと感じる人もいますが、高湿度のサウナ室では70℃でも息苦しさを感じる場合があります。
一般的に、ドライサウナは湿度が低く、スチームサウナは湿度が非常に高くなっています。サウナ室の湿度を考慮することで、より快適なサウナ体験を楽しむことができます。
風
サウナ室内の空気の流れも、体感温度に大きく影響します。
例えばロウリュの場合、熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させますが、このとき発生する風が体感温度を上昇させます。
また、サウナ室内の空気循環システムによっても風の強さが異なり、風が強い場所と弱い場所では体感温度が変わってきます。
風の強さ | 体感温度 |
---|---|
強 | 体感温度が高く感じる |
弱 | 体感温度が低く感じる |
このように、サウナ室内の風は体感温度に影響を与えるため、場所選びの際に注意が必要です。
サウナ室内の場所
サウナ室内の場所によっても、体感温度は大きく変わってきます。一般的に、以下の様な傾向があります。
場所 | 体感温度 | 説明 |
---|---|---|
上段 | 高い | 熱は上に溜まりやすいため、天井に近い上段ほど高温になります。 |
中段 | 中間 | 上段と下段の中間に位置するため、比較的安定した温度です。 |
下段 | 低い | 冷たい空気は下に溜まりやすいため、床に近い下段ほど低温になります。 |
初めてサウナに入る方は、まず中段に座り、慣れてきたら徐々に場所を変えて、自分に合った温度の場所を見つけることをおすすめします。また、サウナストーンに近い場所は、ロウリュ後など急激に温度が上昇することがあるので注意が必要です。
4. 【温度別】サウナの効果と最適な入り方
40℃~60℃:リラックス効果
40℃~60℃程度の低めの温度帯のサウナは、体の芯までじんわりと温まり、リラックス効果が期待できます。
効果 | メリット |
---|---|
リラックス効果 | ストレス緩和、疲労回復効果 |
血行促進効果 | 肩こりや腰痛の緩和効果 |
美肌効果 | 毛穴の汚れを落としやすく、肌のトーンアップ効果 |
この温度帯は、サウナ初心者の方や、高温サウナが苦手な方にもおすすめです。 長時間サウナに入ることで、より高いリラックス効果を得られます。
70℃~80℃:血行促進効果
70℃~80℃のサウナ室では、体の芯から温まり血行が促進されます。 血液循環が良くなることで、以下のような効果が期待できます。
効果 | 詳細 |
---|---|
冷え性改善 | 血行促進効果によって冷え切った体にも温かい血液が巡り、冷え性の改善が期待できます。 |
肩こり・腰痛の緩和 | 血行促進効果によって、肩や腰に溜まった疲労物質が排出されやすくなるため、肩こりや腰痛の緩和に繋がります。 |
むくみ解消 | 血行促進効果によって、体内の水分代謝がアップし、むくみの解消効果が期待できます。 |
サウナ室では、無理せずリラックスして過ごすことが大切です。 温度に慣れるまでは、短い時間から始め、徐々に時間を延ばしていくようにしましょう。
80℃~100℃:デトックス効果
80℃を超えると、汗とともに老廃物が排出されやすくなるため、デトックス効果が期待できます。身体の内側から温まり、血行が促進されることで、より多くの汗をかくことができます。
温度帯 | 効果 |
---|---|
80℃~90℃ | ・発汗作用の促進 ・血行促進効果UP |
90℃~100℃ | ・老廃物の排出促進効果 ・疲労回復効果UP |
ただし、高温になるにつれて身体への負担も大きくなるため、こまめな水分補給と休憩を挟みながら無理のない範囲でサウナを楽しむようにしましょう。
100℃超え:サウナ上級者向け
100℃を超えるサウナは、まさにサウナ上級者向けといえます。高温 saunaに長時間入ることで、より強力な発汗作用や血行促進効果などが期待できます。
効果 | 説明 |
---|---|
発汗作用 | 大量の汗をかくことで、体内の老廃物を排出することができます。 |
血行促進効果 | 高温環境に入ることで血管が拡張し、血行が促進されます。 |
リラックス効果 | 高温環境で心身ともにリラックスすることができます。 |
免疫力向上効果 | 高温環境に身を置くことで、免疫細胞が活性化され、免疫力が高まるとされています。 |
しかし、100℃を超える高温サウナは、体への負担も大きいため、サウナ初心者の方は無理をせず、徐々に温度に慣れていくようにしましょう。体調や体質に合わせて、こまめな水分補給と休憩を挟みながら、安全にサウナを楽しむように心がけてください。
5. まとめ:自分に合ったサウナを見つけて、ととのおう!
サウナには様々な種類があり、それぞれに適した温度帯や効果・効能があります。
サウナ初心者の方は、まずは温度の低いサウナから試してみましょう。
サウナレベル | 適正温度 | 特徴 |
---|---|---|
初級 | 40℃~60℃ | 体への負担が少なく、リラックス効果が期待できる |
中級 | 70℃~80℃ | 血行促進効果が期待できる |
上級 | 80℃~100℃ | デトックス効果が期待できる |
慣れてきたら、徐々に温度の高いサウナに挑戦していくのも良いでしょう。
重要なのは、無理せず自分のペースでサウナを楽しむことです。 サウナの効果を最大限に引き出し、心身ともにリフレッシュしましょう!