サウナの休憩は外気浴が最高!整いやすくなる理由と効果を高めるコツ

目次

1. はじめに:サウナ後の外気浴で「整う」体験を深めよう!

サウナ好きの皆様なら、一度は「整う」という感覚を体験したことがあるのではないでしょうか。熱いサウナと冷たい水風呂を行き来することで得られるあの恍惚感は、まさにサウナの醍醐味と言えるでしょう。

そして、この「整う」体験をさらに深めてくれるのが「外気浴」です。

サウナ水風呂外気浴
熱い環境で身体を温める冷たい水で身体を冷やす外気の中でゆっくりと休む

サウナと水風呂で交互に血管を拡張・収縮させることで、自律神経が整い、血流が促進されます。さらに、外気浴でゆっくりとクールダウンすることで、心身ともに深いリラックス状態へと誘われます。

本記事では、サウナ後の外気浴がもたらす効果や、その効果を最大限に高めるためのコツについて詳しく解説していきます。ぜひ、この記事を参考に、外気浴を取り入れたサウナの楽しみ方をマスターして、ワンランク上の「整い」を体験してみてください。

2. サウナ→水風呂の後に外気浴が必須な理由

(1)自律神経のバランスが整う

サウナと水風呂を交互に繰り返すことで、身体は大きな温度変化にさらされます。この時、自律神経が活発に働き始めます。

サウナの高温環境では、身体は交感神経が優位になり、心拍数や血圧が上昇します。反対に、水風呂の冷水に浸かると、副交感神経が優位になり、心拍数は落ち着き、リラックス状態へと導かれます。

そして、外気浴で安静にすることで、この2つの神経の切り替わりがスムーズに行われるようになり、自律神経全体のバランスが整っていくのです。

神経状態体の反応
交感神経優位心拍数増加、血管収縮、発汗
副交感神経優位心拍数減少、血管拡張、リラックス

普段の生活で乱れがちな自律神経のバランスを整えることは、質の高い睡眠やストレス軽減、健康的な体作りにも繋がります。サウナ後の外気浴は、心身を効率的にリフレッシュさせる効果的な方法と言えるでしょう。

(2)血流促進効果で疲労回復

サウナと水風呂によって血管が収縮・拡張を繰り返すと、血液の循環が活発になります。

サウナ水風呂
血管拡張血管収縮

この作用は、全身に酸素や栄養を効率的に運び、疲労物質の排出を促します。そのため、サウナ後の外気浴では、心身のリフレッシュ効果が期待できるのです。溜まった疲労を解消したい方にも、外気浴はおすすめです。

3. 外気浴の効果を最大限に高めるコツ

(1)水風呂の温度と時間は?

水風呂は、サウナで温まった体をクールダウンさせ、外気浴の効果を高めるために欠かせないプロセスです。しかし、水風呂の温度や時間は人によって適切なものが異なります。

水温時間の目安説明
15℃~16℃1分~2分一般的な水風呂の温度。初めての方はこちらがおすすめ。
12℃~14℃30秒~1分ある程度水風呂に慣れている人向け。
10℃~12℃30秒以内サウナ上級者向け。冷たすぎると感じたら無理せず出ましょう。

上記の表はあくまで目安です。ご自身の体調や感覚に合わせて、無理のない範囲で水風呂に入りましょう。

水風呂から上がったら、体の水分を軽く拭き取りましょう。そして、いよいよ至福の外気浴へと向かいます。

(2)外気浴に最適な時間と姿勢は?

外気浴の時間と姿勢は、その日の体調や気温によって調整するのがおすすめです。

時間効果
5分程度軽くリフレッシュしたい場合
10分程度じっくりととのいたい場合
15分以上さらに深いリラックス効果を得たい場合

無理せず、心地よいと感じられる時間で休憩しましょう。

外気浴の姿勢は、「楽な姿勢」をとることが大切です。

  • 椅子に深く腰掛け、足を軽く開く
  • 寝転べるスペースであれば、仰向けになる
  • 壁にもたれかかる

など、自分がリラックスできる姿勢を見つけてみましょう。

(3)おすすめの呼吸法や瞑想は?

外気浴中は、意識的な呼吸法や瞑想を取り入れることで、より深いリラックス効果を得られます。 自律神経のバランスを整え、心身ともに「整う」感覚を促進するために、以下の方法を試してみてください。

おすすめ方法効果
腹式呼吸お腹を膨らませたりへこませたりしながら、ゆっくりと呼吸する副交感神経を優位にし、リラックス効果を高めます。
数息観呼吸をゆっくりと繰り返しながら、その回数に意識を集中する集中力を高め、雑念を払い、心を穏やかにします。
マインドフルネス瞑想今この瞬間に意識を集中し、思考や感情に判断を加えず、ただ観察するストレスや不安を軽減し心の安定をもたらします。

これらの呼吸法や瞑想は、難しいものではありません。 まずは数分から試してみて、自分に合った方法を見つけてみましょう。 深い呼吸と瞑想は、外気浴の効果を高め、「整う」体験をより豊かにしてくれるでしょう。

(4)サウナハットやタオルの効果的な使い方

サウナハットやタオルを効果的に使うことで、より快適で質の高い外気浴体験を得られます。

アイテム効果的な使い方
サウナハット・頭部の保温効果を高め、のぼせ防止に役立ちます。
・水風呂後の冷えすぎからも頭部を守ります。
タオル・顔にかけると、日差しや外気による温度変化を和らげます。
・首に巻くと、冷えやすい首元を保温できます。
・ととのい椅子などに敷くと、より清潔に利用できます。

タオルは、汗を拭いたり体を覆ったりと様々な用途に活用できます。ぜひ自分に合った使い方を見つけて、外気浴をさらに快適に過ごしましょう。

4. さらに深まる!外気浴の楽しみ方

(1)自然を感じられる外気浴スペース

外気浴の魅力を最大限に引き出すなら、自然を感じられる開放的なスペースがおすすめです。

メリットポイント
リラックス効果を高める木々の緑や風の音は、五感を優しく刺激し、心身をリラックスさせてくれます。
体内時計のリセット太陽の光を浴びることで、体内時計がリセットされ、質の高い睡眠にもつながります。
水辺の涼しさで心地よさアップ海辺や川の近くなど、水辺の涼しさを感じられる場所もおすすめです。
心地よい風を感じてリフレッシュ風を感じながらの外気浴は、爽快感を与え、気分転換にも最適です。

都会の喧騒を離れ、自然に囲まれた空間での外気浴は、サウナで温まった身体を優しく包み込み、格別の癒しを提供してくれます。自然の力を感じながら、心身を解放し、究極のととのいを体験してみてください。

(2)ととのい椅子やハンモックでリラックス

外気浴の効果を最大限に味わうには、リラックスできる姿勢を保つことが大切です。

サウナ施設によっては、以下のように外気浴に適したアイテムが用意されている場合があります。

アイテム特徴
ととのい椅子背もたれが傾斜しており、深く腰掛けることで全身の力が抜けやすい設計が多い
ハンモックゆったりと包み込まれるような浮遊感が心地よく、リラックス効果を高めてくれます。
デッキチェアリクライニング機能が付いているものもあり、好みの角度でくつろぐことができます。

 これらのアイテムを活用することで、よりリラックスした状態で外気浴を楽しむことができます。

(3)仲間との語らいを楽しむ

サウナ後の外気浴は、一人で静かに過ごすのも良いですが、仲間と語らうのもおすすめです。サウナという非日常的な空間を共有した者同士だからこそ、共感できる話題や深い話で盛り上がること間違いなしです。

語らいのメリット
リラックス効果UP
新しいサウナ友ができるかも?
サウナ情報の共有

サウナ好きなら、サウナ室での出来事や、ととのった時の感覚など、共感できる話題は尽きないはずです。初めて会った人ともサウナを通じて仲良くなれることもあります。自分とは違うサウナの入り方や、施設の情報交換なども楽しみの一つと言えるでしょう。

ただし、周りの方の迷惑にならないよう、会話の音量には注意が必要です。

5. まとめ:自分にぴったりの外気浴を見つけて、サウナをもっと楽しもう!

サウナ後の外気浴には、自律神経のバランスを整えたり、血流を促進したり、リラックス効果を高めたりと様々なメリットがあります。

より効果を高めるために、水風呂の温度や時間、外気浴の時間や姿勢、呼吸法や瞑想など、自分に合った方法を試してみましょう。

例えば、以下のようなポイントを参考に自分なりの外気浴を見つけてみてください。

ポイント具体的な方法
水風呂の温度と時間・水風呂が苦手な方はぬるめの温度から
・無理せず、短い時間から始める
外気浴の時間・最初は5分程度から
・「気持ち良い」と感じる時間に調整する
姿勢・イスに座る
・デッキチェアに横になる
・寝転がれるスペースがある場合は寝転がる
呼吸法や瞑想・深くゆっくり呼吸する
・目を瞑って瞑想する
サウナハットやタオルの使い方・サウナハットで頭部を冷気から守る
・タオルを羽織ったり、体に巻いたりして冷えすぎを防ぐ

自然を感じられる外気浴スペースや、リラックスできる環境があるサウナ施設を選ぶのもおすすめです。

自分にとって最適な外気浴の方法を見つけて、サウナをもっと楽しみましょう!

執筆者

注文住宅会社での20年以上の経験とサウナ好きがこうじて、サウナストーブを独自企画。実際にフィンランドやエストニアへの視察を行い本場のサウナ文化を感じた上で、フィンランド式のサウナストーブを製品化。ストーブの販売から設置、ブース施工までお任せください!

目次