フィンランドのサウナはココが違う!日本との5つの違い

目次

1. はじめに:フィンランドと日本のサウナ、実はこんなに違う!

「サウナ」と聞いて、何をイメージしますか? 高温の室内で汗を流し、水風呂でクールダウン。 そして、外気浴でリラックス…。 多くの場合、このようなイメージを持たれるのではないでしょうか?

日本では、銭湯や温泉施設などでサウナを楽しむ文化が根付いています。 しかし、サウナ発祥の地であるフィンランドのサウナは、日本のサウナとは少し違います。

フィンランドサウナ日本のサウナ
水着の着用不要必要
熱波あり(ロウリュ)一部施設のみ
水風呂の有無基本的に無しあり
食事・飲み物の持ち込み可能な場合が多い不可の場合が多い

このように、フィンランドと日本のサウナには、文化や習慣の違いから、様々な違いが見られます。

2. 文化の違いから見る!フィンランドサウナ5つの魅力

(1) 生活の一部!フィンランド人にとってのサウナとは?

フィンランド人にとってサウナは、生活の一部として深く根付いています。日本で例えるなら、お風呂のような感覚でしょうか。

用途頻度
リラックス週に数回
友人との交流週末など
ビジネスシーン大切な取引の前後

サウナは、一日の疲れを癒し、心身をリフレッシュさせるための大切な時間です。週末には家族や友人とサウナを囲んでゆっくりと時間を過ごしたり、重要なビジネスの場の前後にもサウナが利用されることがあります。このように、フィンランド人にとってサウナは、単なる入浴行為を超えた、生活に欠かせない文化といえます。

(2) 驚きの開放感!水着着用の必要なし!?

日本でサウナに入る際は水着を着用するか、タオルで体を隠しますよね。しかし、フィンランドでは基本的にサウナ室では裸で過ごします。

日本フィンランド
水着着用またはタオルで体を隠す基本的に裸

「え、知らない人と裸なんて恥ずかしい…」と思う方もいるかもしれません。 ですが、フィンランド人にとってサウナは、心身ともに浄化をする神聖な場所。 裸であることは自然なことなのです。 サウナの本場フィンランドで、ありのままの自分で開放感を味わってみてはいかがでしょうか。

(3) 熱波でリラックス!ロウリュとヴィヒタ体験

フィンランドサウナで欠かせないのが、「ロウリュ」です。サウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させ、体感温度を一気に上昇させることで発汗を促します。この熱波がたまらない!と感じる人も多いでしょう。

ロウリュには、アロマ水を使う場合も。白樺や松など、森の香りがサウナ室いっぱいに広がり、リラックス効果も抜群です。

水の種類期待できる効果
白樺筋肉の痛みを和らげる
リラックス効果
ユーカリ呼吸器系の不調を和らげる

さらに、白樺の若い枝葉を束ねた「ヴィヒタ」を使うのも、フィンランドサウナならでは。身体に軽く叩くことで、血行促進やマッサージ効果が期待できます。肌に優しい香りは、心身のリフレッシュにも最適です。日本ではなかなか味わえない、ロウリュとヴィヒタで、フィンランドサウナを存分に満喫しましょう。

(4) 水風呂の代わりに…?フィンランド式クールダウン

日本のサウナでは、熱いサウナ室から出た後は、冷たい水風呂に飛び込むのが一般的ですよね。しかし、フィンランドでは少し違います。水風呂の代わりに、自然の湖や海、または冷たいシャワーでクールダウンするのがフィンランド流です。

方法説明
湖や海に入る夏は特に人気!水温は低いですが、自然の冷たさが格別です。
冷たいシャワーを浴びる手軽にクールダウンできます。
外気浴冬は雪の上に寝転がることも!体の芯まで温まった状態で冷たい空気に触れると、言葉にできない感覚を味わえます。

サウナで温まった体を急激に冷やすのではなく、自然の中でゆっくりと冷ますことで、より深いリラックス効果を得られると言われています。日本ではなかなかできない体験なので、ぜひ試してみてください。

(5) サウナ飯・サウナドリンクで最高のひととき

サウナ後の楽しみといえば、美味しい食事と飲み物ですよね。フィンランドでは、サウナ上がりにぴったりのサウナ飯やサウナドリンクを楽しむ文化があります。

サウナ飯・サウナドリンク例説明
グリルしたソーセージ(マキカラ)ジューシーな味わいがサウナ後の体に染み渡ります。マスタードをつけて食べるのが一般的です。
サーモンスープ鮭の旨味が凝縮された、体の芯から温まるスープです。ディルなどのハーブがアクセントになっています。
シナモンロールフィンランドの定番おやつ。コーヒーとの相性も抜群です。
ビールサウナ後のクールダウンに最適な飲み物です。
シードルリンゴを発酵させて作る、フルーティーな味わいのアルコール飲料です。

これらのサウナ飯・サウナドリンクを味わえば、フィンランドサウナをより一層満喫できるでしょう。ぜひ、現地の味を試してみてください。

3. 旅行前に知っておきたい!フィンランドサウナのマナー

(1) 持ち物は何が必要?

フィンランドのサウナは基本的に手ぶらでOKですが、タオルや飲み物など、あると快適に過ごせる持ち物がいくつかあります。

持ち物説明
サウナマットサウナ室で直接座ることを避けるため、衛生面も考慮して持参しましょう。レンタルできる施設もあります。
タオル大きめのバスタオルがあると、身体を拭いたり、サウナマット代わりにしたりと便利です。
水着施設によっては水着着用が必須の場合や、着用が推奨されている場合もあります。事前に確認しておきましょう。
シャンプーなどサウナ施設に備え付けがない場合もあるため、必要な場合は持参しましょう。
飲み物サウナで汗をかいた後は、水分補給が大切です。水やスポーツドリンクなどを持参しましょう。

これらの持ち物を参考に、快適なフィンランドサウナをお楽しみください。

(2) サウナ室では静かに

サウナはフィンランド人にとって、心身を清める神聖な場所です。そのため、サウナ室では静かに過ごすことが求められます。

行為OKNG
静かに過ごす×
静かな会話△(場合による)×
大声で話す××
スマホの利用××

サウナ室では、自分と向き合い、心身を休ませることに集中しましょう。周りの人に配慮し、静かな時間を共有することが大切です。

(3) 写真撮影はOK?

フィンランドのサウナは写真撮影OKの場合とNGの場合があります。

サウナ室は裸で過ごす人がほとんどのため、基本的には写真撮影はNGです。 特に公共のサウナでは、他のお客さんのプライバシーに配慮し、写真撮影は控えましょう。

ケース写真撮影備考
公共のサウナNGが基本事前に確認しましょう
ホテルのプライベートサウナOKの場合が多い宿泊者以外が写らないように注意

撮影が可能な場合でも、周りの人に一声かけたり、撮影範囲に配慮したりするなど、マナーを守って楽しみましょう。

4. まとめ:フィンランドサウナでととのえよう!

この記事では、フィンランドサウナと日本サウナの違いや魅力、そしてマナーについて紹介しました。

日本サウナフィンランドサウナ
水着着用が基本水着不要
熱波はあまりない熱波が一般的
水風呂に入る湖や海に入る

サウナ発祥の地であるフィンランドでは、サウナは生活の一部として深く根付いています。熱波や水風呂、外気浴といったサイクルを繰り返すことで得られる爽快感は、まさに格別です。

フィンランド旅行の際は、ぜひ本場のサウナを体験して「ととのって」みて下さい。きっと忘れられない思い出になるはずです。

執筆者

注文住宅会社での20年以上の経験とサウナ好きがこうじて、サウナストーブを独自企画。実際にフィンランドやエストニアへの視察を行い本場のサウナ文化を感じた上で、フィンランド式のサウナストーブを製品化。ストーブの販売から設置、ブース施工までお任せください!

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