毎日サウナはダメ?効果的な頻度とサウナの入り方

目次

1. はじめに:サウナブーム到来!でも毎日入るって実際どうなの?

ここ数年、空前のサウナブームが到来しています。サウナを題材としたドラマや漫画が流行し、老若男女問わず人気を集めています。 サウナには、ストレス解消や疲労回復、美肌効果など様々な健康効果があると言われています。

メリット説明
ストレス解消効果高温環境で発汗することで、リラックス効果や気分転換効果が期待できます。
疲労回復効果血行が促進され、筋肉の疲労物質が排出されやすくなるため、疲労回復効果も期待できます。
美肌効果発汗によって毛穴の汚れが排出され、肌の新陳代謝が促進されるため、美肌効果も期待できます。

多くのメリットがあるサウナですが、毎日入ることについてはどうなのでしょうか?

「毎日サウナに入りたい!」

そう考える人もいるかもしれません。しかし、サウナの効果を最大限に享受し、健康を維持するためには、適切な頻度と入り方を知ることが重要です。

この後、毎日サウナに 入ることのメリット・デメリット、そして効果的なサウナの頻度と入り方について詳しく解説していきます。

2. 毎日サウナに入ることのメリット

(1)ストレス解消効果:心身のリフレッシュ

サウナに入ると、熱気によって心身ともにリラックス効果が期待できます。

サウナの熱は、身体を温めることで、筋肉の緊張を解きほぐし、精神的なストレスを軽減する効果があります。また、サウナ浴中は、普段の生活で感じる様々な雑念から解放され、自分自身と向き合う貴重な時間を過ごせます。

効果メカニズム
心身の安定自律神経のバランスを整える
ストレス軽減セロトニンなどの幸福ホルモンを分泌
気分転換非日常空間でのリラックス

これらの効果により、サウナ後は心身ともにリフレッシュし、スッキリとした気分を味わえると期待できます。仕事や家事などで疲れた体を癒やし、心身をリセットするためにも、サウナは効果的と言えるでしょう。

(2)睡眠の質向上効果:深い眠りでスッキリ目覚める

サウナに入ると、体温が上昇し、その後の低下によって深い眠りにつながると言われています。睡眠には「深部体温」が深く関わっており、質の高い睡眠を得るには、深部体温がスムーズに低下していくことが重要です。

サウナに入ることによって深部体温が上がり、その後、低下していく過程で眠気が誘発されやすくなります。サウナから出た後、体が自然とクールダウンしようと働きかけることで、よりスムーズな入眠と深い睡眠を得られるでしょう。

サウナによる睡眠の質向上効果
深い眠りにつきやすくなる
睡眠時間が長くなる
目覚めが良くなる

毎日忙しい日々を送る現代人にとって、良質な睡眠は欠かせません。サウナを生活に取り入れることで、心身のリフレッシュだけでなく、睡眠の質向上も期待できるでしょう。

(3)美肌効果:発汗によるデトックス作用

サウナに入ると大量の汗をかきますが、実はこの汗には老廃物や毒素などの不要なものが含まれています。サウナで発汗を促すことは、体の内側からきれいになる「デトックス効果」につながり、美肌効果も期待できるのです。

サウナの汗皮脂腺から出る汗
水分が多くサラサラしている油分が多くベタベタしている
老廃物の排出体温調節

普段私たちにかく汗のほとんどは、体温調節のためにエクリン腺から分泌される汗です。一方、サウナでかく汗は、皮脂腺から分泌される汗の割合が多くなります。皮脂腺から出る汗には、体内に溜まった老廃物が多く含まれているため、サウナはデトックス効果が期待できるといわれているのです。

サウナで毛穴の奥の汚れをしっかり落とすことで、肌のターンオーバーも促進されやすくなります。肌のターンオーバーが正常に行われることで、くすみやシミ、ニキビなどの肌トラブル改善にも効果が期待できます。

(4)血行促進効果:冷え性改善など

サウナに入ると、高温環境によって血管が拡張し、血行が促進されます。血液の流れがスムーズになることで、全身に酸素や栄養が行き渡りやすくなるため、様々な効果が期待できます。

効果詳細
冷え性改善手足の末端まで温まり、冷え性の症状を和らげます。
肩こり・腰痛改善血行促進効果によって、筋肉や関節の緊張が緩和され、肩こりや腰痛の改善に繋がります。
むくみ解消血行が促進されることで、体内に溜まった老廃物や余分な水分が排出されやすくなり、むくみの解消効果も期待できます。

サウナによる血行促進効果は、健康面においても嬉しい効果をもたらします。毎日サウナに入ることはおすすめできませんが、適切な頻度と方法でサウナを楽しむようにしましょう。

3. 毎日サウナに入ることで考えられるリスク

(1)脱水症状:こまめな水分補給は必須

サウナに入ると大量の汗をかき、体内の水分が失われます。 毎日サウナに入ると、知らず知らずのうちに脱水症状に陥ってしまう可能性があります。 脱水症状になると、以下のような症状が現れることがあります。

段階症状
軽度口の渇き、めまい、疲労感、頭痛、集中力の低下
中等度吐き気、嘔吐、倦怠感、意識障害
重度痙攣、意識不明

このような症状を防ぐためにも、こまめな水分補給は必須です。 サウナに入る前、入った後だけでなく、サウナに入っている間も、喉が渇いていなくても意識的に水分を摂るように心がけましょう。

<水分補給のポイント>

  • 水分は一度に大量に摂取するのではなく、こまめに摂取する
  • 水分だけでなく、スポーツドリンクなどで塩分も補給する
  • カフェインを含む飲み物は利尿作用があるため避ける

毎日サウナに入る場合は、特に水分補給に注意し、健康的にサウナを楽しみましょう。

(2)肌や髪の乾燥:保湿ケアをしっかりと

サウナの高温環境では、大量の汗をかくことで肌の水分が失われやすくなります。また、サウナ室内の乾燥した空気も、肌や髪から水分を奪う原因となります。

部位保湿ケア
化粧水・乳液・クリームなどでしっかり保湿しましょう。
ボディクリームやオイルなどを全身に塗布しましょう。
アウトバストリートメントやヘアオイルなどで、髪に潤いを与えましょう。

サウナ後は、汗を拭き取ってから、上記の保湿ケアを行いましょう。肌や髪にうるおいを与えることで、乾燥による肌トラブルや髪のダメージを防ぐことができます。

(3)サウナ依存症:適度な頻度を心がける

サウナは心身のリフレッシュや美容効果など、多くのメリットをもたらします。しかし、その心地よさから、サウナに通いすぎてしまうケースも。

状態説明
サウナ依存症サウナに行かないと落ち着かない、毎日行かないと気が済まないなど、サウナにのめり込みすぎてしまう状態

毎日サウナに入ることは、時間的にも経済的にも負担が大きくなってしまいます。

サウナの効果を最大限に享受し、健康的なサウナライフを送るためには、以下のことを心がけましょう。

  • 自分にとって無理のない頻度でサウナを楽しむ
  • サウナに行けない日があっても、過度に気にしない
  • 他の趣味やリフレッシュ方法も見つける

適度な頻度を心がけ、サウナとの付き合い方を見直してみましょう。

4. 効果的なサウナの頻度と入り方

(1)週に2~3回程度を目安に

毎日サウナに入ることが体に悪いわけではありません。しかし、サウナの効果を最大限に享受し、健康を維持するためには、週に2~3回程度のサウナ入浴を目安にすることをおすすめします。

個人差はありますが、サウナに入ると、身体にはある程度の負担がかかります。毎日サウナに入ると、この負担が蓄積し、疲労感を感じやすくなってしまう可能性も。

下の表は、サウナに毎日入る場合と週に2~3回の場合のメリット・デメリットをまとめたものです。ご自身のライフスタイルや体調と相談しながら、無理のない頻度でサウナを楽しみましょう。

メリットデメリット
毎日サウナ常にサウナの効果を実感できる身体への負担が大きく、疲労を感じやすい
週2~3回サウナサウナの効果を楽しみつつ、身体への負担も抑えることができるサウナ効果を毎日実感することはできない

(2)体調に合わせてサウナの時間を調整

サウナの効果を最大限に引き出し、安全に楽しむためには、自身の体調に合わせたサウナ室での滞在時間を心がけましょう。

体調サウナ時間目安
体調が良い日8分~12分無理せず、気持ち良いと感じる程度に
少し疲れている日5分~8分短めに切り上げる
体調が優れない日、二日酔いの日サウナは控える体調が回復してから

上記はあくまでも目安です。 サウナ室の温度や湿度、その日の体調によって、最適なサウナ時間は異なります。

「少し息苦しい」「気分が悪い」と感じたら、無理せずサウナ室を出ましょう。 自分の体と対話し、無理のない範囲でサウナを楽しむことが大切です。

(3)水分補給はこまめに行う

サウナに入ると大量の汗をかき、体内の水分が失われます。 脱水症状を防ぐためにも、こまめな水分補給は必須です。 のどの渇きを感じる前に、少量ずつこまめに水分を摂取しましょう。

タイミング水分量
サウナに入る前200ml
サウナから出た後500ml
就寝前200ml

水分の種類は、水やスポーツドリンクなどがおすすめです。 カフェインやアルコールが含まれている飲み物は利尿作用があるため、水分補給には適していませんので控えましょう。 適切な水分補給を行うことで、サウナの効果を最大限に引き出しつつ、健康的にサウナを楽しむことができます。

(4)サウナ後は適切なクールダウンを

サウナで十分に温まった後は、クールダウンも大切です。クールダウンには以下の方法があります。

方法説明
水風呂に入る水風呂は、サウナで温まった体を急激に冷やすことで、爽快感を得られます。
外気浴をする外気浴は、屋外で涼しい風を浴びることで、リラックス効果を高めます。
ぬるめのシャワーを浴びる水風呂が苦手な方は、ぬるめのシャワーを浴びることで体をゆっくりと冷ましましょう。

これらの方法を組み合わせることで、より効果的にクールダウンできます。例えば、水風呂に入った後、外気浴をするという方法が一般的です。

クールダウンを行うことで、心拍数を正常に戻し、リラックス効果を高めることができます。また、急激な温度変化に体を慣れさせることで、サウナの効果を高めることも期待できます。

5. まとめ:毎日サウナはNG?無理なく楽しくサウナライフを!

毎日サウナに入ることには、ストレス解消や睡眠の質向上、美肌効果など様々なメリットがある一方で、脱水症状や肌の乾燥、サウナ依存症などのリスクも考えられます。

メリットリスク
ストレス解消効果脱水症状
睡眠の質向上効果肌や髪の乾燥
美肌効果サウナ依存症
血行促進効果

サウナの効果を最大限に享受し、リスクを避けるためには、以下のポイントを心がけましょう。

  • 自分の体調と相談しながら、週に2~3回を目安にサウナを楽しむ
  • サウナに入る時間や頻度は、体調に合わせて調整する
  • こまめな水分補給を心がけ、脱水症状を防ぐ
  • サウナ後は適切なクールダウンを行い、体に負担をかけない

毎日サウナに入ることはおすすめできませんが、正しくサウナと付き合うことで、心身ともに健康な状態を保ちながら、サウナを楽しむことができます。無理のない範囲で、サウナライフを楽しみましょう!

執筆者

注文住宅会社での20年以上の経験とサウナ好きがこうじて、サウナストーブを独自企画。実際にフィンランドやエストニアへの視察を行い本場のサウナ文化を感じた上で、フィンランド式のサウナストーブを製品化。ストーブの販売から設置、ブース施工までお任せください!

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