【憧れのサウナ付きマンション】選び方の5つのポイント
1. はじめに:サウナブーム到来!毎日のリフレッシュに自宅サウナという選択肢
空前のサウナブームが到来しています。性別や年齢を問わず、多くの人々がサウナの健康・美容効果に注目し、日々の生活の中にサウナを取り入れるようになりました。
年代別サウナ利用経験者数の推移(男性) | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
---|---|---|---|---|
2017年 | 18.3% | 19.7% | 16.7% | 12.5% |
2022年 | 25.8% | 28.5% | 24.2% | 19.1% |
(出典:サウナ総研調べ)
仕事終わりのリフレッシュや週末の癒しを求めて、サウナ施設に足を運ぶ人も多いのではないでしょうか? しかし、いざサウナに行こうと思っても、
- 施設が混雑していてなかなか入れない
- 仕事や家事などで忙しく、行く時間がない
- 周りの目を気にせず、自分のペースでゆっくりとサウナを楽しみたい
といった悩みを持つ方もいるかもしれません。
そんな方々にとって、今注目を集めているのが「サウナ付きマンション」です。自宅にサウナがあれば、好きな時に、好きなだけサウナを楽しむことができます。毎日のリフレッシュに、自分だけの特別な空間でサウナを楽しむ…そんな憧れのサウナライフを実現できるのが、サウナ付きマンションの魅力です。
2. サウナ付きマンションを選ぶメリット
(1) いつでも好きな時にサウナを楽しめる
自宅にサウナがあれば、時間を気にせずいつでもサウナに入ることができます。
メリット | 説明 |
---|---|
時間を気にせずサウナに入れる | 仕事帰りや深夜など、自分の好きなタイミングでサウナを楽しめます。 |
サウナに行くための準備が不要 | 自宅なので、サウナに行くための荷物の準備や移動時間が不要になり、思いついたときにすぐに入れます。 |
予約が不要 | サウナ施設のように予約で埋まっていて入れない、ということはありません。 |
例えば、以下のようなライフスタイルを送る方に最適です。
- 仕事が忙しく、決まった時間にサウナ施設に通うのが難しい方
- 早朝や深夜など、サウナ施設が営業していない時間帯にサウナに入りたい方
- 予約の手間を省き、思いついたときにすぐにサウナに入りたい方
自宅にサウナがあれば、あなたのライフスタイルに合わせて、いつでもサウナを楽しむことができます。
(2) サウナ施設の会員費や移動時間を節約できる
サウナ施設に通う場合、月額費や都度利用料金がかかります。
施設の種類 | 月額費用相場 | 都度利用料金相場 |
---|---|---|
公共施設 | 2,000円~5,000円 | 400円~1,000円 |
スポーツジム | 8,000円~15,000円 | – |
民間サウナ施設 | 8,000円~20,000円 | 2,000円~4,000円 |
※料金は施設や地域によって異なります。
また、自宅から施設までの移動時間や、施設の混雑状況によっては待ち時間が発生することもあります。
サウナ付きマンションであれば、これらの費用や時間を節約することができます。好きな時に、自宅でサウナを楽しむことができるため、時間を有効活用できます。
(3) プライベート空間でリラックスできる
自宅にサウナがあれば、周囲を気にせず自分のペースでリラックスすることができます。
メリット | 具体例 |
---|---|
自分のペースで入れる | 好きな時間に、好きなだけサウナを楽しめる |
誰にも邪魔されない | リラックス効果を高め、心身ともにリフレッシュできる |
気兼ねなく過ごせる | サウナ後の過ごし方も自由自在 |
例えば、深夜でも早朝でも、思い立った時にサウナに入ることができます。また、一人で集中したい時や、家族とゆっくり過ごしたい時など、サウナを通して充実した時間を過ごすことができます。
サウナは、ただ汗を流すだけでなく、心身を解放し、自分と向き合うための特別な空間とも言えます。プライベート空間だからこそ得られる、この上ないリフレッシュを味わってみませんか?
3. サウナ付きマンションを選ぶデメリット
(1) 一般的なマンションより価格が高い
憧れのサウナ付きマンションですが、初期費用として一般的なマンションに比べて高額になる傾向があります。
項目 | 内容 |
---|---|
サウナ設備費用 | サウナ室の設置費用やサウナストーブなどの設備費用 |
建築費用 | サウナ設置に伴う、防水加工や電気配線工事などの追加費用 |
上記以外にも、分譲マンションの場合、サウナ付き物件は共用部分に設置されるケースが多く、その維持管理費用の負担も大きくなります。
サウナは設置費用や維持管理費がかかるため、物件価格に反映されるのは避けられないでしょう。しかし、毎日のリフレッシュや健康維持、プライベート空間の充実など、価格以上の価値を見出す方も少なくありません。
(2) ランニングコストがかかる
サウナ付きマンションでは、快適なサウナライフを送るために、以下のようなランニングコストが発生することに注意が必要です。
費用項目 | 内訳 | 目安 |
---|---|---|
電気代 | サウナヒーターの使用 | 1回あたり50円~100円程度 |
水道代 | サウナ後の水風呂やシャワー | 使用頻度による |
メンテナンス費用 | サウナ室の清掃や設備の点検・修理 | 年間数万円~ |
特に、電気代はサウナの使用頻度によって大きく変動します。毎日のようにサウナを楽しむ場合は、電気料金プランの見直しも検討する必要があるかもしれません。水道代も、水風呂を使用する場合は当然ながら、シャワーのみの場合と比べて高くなります。
また、サウナ室は高温多湿になるため、定期的な清掃や設備の点検・修理が欠かせません。マンションによっては、専門業者によるメンテナンスサービスが提供されている場合もありますので、確認しておきましょう。ランニングコストも含めたうえで、無理なく快適に楽しめるサウナライフを検討することが大切です。
(3) メンテナンスが必要
自宅にサウナを持つということは、当然ながらご自身で適切なメンテナンスを行う必要があります。
快適で安全なサウナライフを送るためには、定期的な清掃や部品交換が欠かせません。
定期的な清掃 | 汚れやカビの発生を抑え、サウナ室を清潔に保ちます。 |
ストーブのメンテナンス | ストーブの寿命を延ばし、安全性を確保します。 |
サウナストーンの交換 | サウナストーンの劣化は、サウナの効果を低下させる可能性があります。 |
ドアパッキンなどの消耗品の交換 | 気密性を保ち、サウナ室の温度を維持します。 |
マンションによっては、共用部分として設置されているサウナの場合もあるでしょう。 その場合は、管理規約に従って、専門業者による点検や清掃が定期的に行われているかどうかの確認も必要です。
4. サウナ付きマンションの費用相場
(1) 購入価格
サウナ付きマンションの購入価格は、立地や広さ、築年数、そしてもちろんサウナの設備内容によって大きく異なります。 新築マンションであれば、都心部で7,000万円〜、郊外で4,000万円〜が目安となります。
地域 | 築年数 | 階数 | 広さ | サウナの種類 | 価格相場 |
---|---|---|---|---|---|
東京都心部 | 新築 | 20階以上 | 80㎡ | ドライサウナ | 8,000万円〜 |
東京都心部 | 中古 | 10階 | 60㎡ | ミストサウナ | 5,000万円〜 |
郊外 | 新築 | 5階 | 70㎡ | ドライサウナ | 4,000万円〜 |
郊外 | 中古 | 2階 | 50㎡ | なし | 3,000万円〜 |
中古マンションの場合は、状態や築年数によってさらに価格が変動します。 サウナ設備にこだわった高級マンションになると、数億円という高額になるケースも少なくありません。
一方、最近では、比較的手頃な価格帯の新築マンションでもサウナが設置されているケースが増えてきています。 予算や希望条件を踏まえながら、慎重に検討していくようにしましょう。
(2) ランニングコスト(電気代、水道代、メンテナンス費用など)
サウナ付きマンションでは、快適なサウナライフを送るために、ランニングコストも考慮する必要があります。主なランニングコストは以下の通りです。
項目 | 内訳 | 目安 |
---|---|---|
電気代 | サウナヒーターの使用 | 1回あたり50円~100円程度 |
水道代 | サウナ後の水風呂やシャワー | 使用量に応じて変動 |
メンテナンス費用 | サウナ室の清掃、フィルター交換など | 年間数千円~数万円程度 |
電気代は、サウナの使用頻度や時間、サウナヒーターの性能によって大きく変動します。水道代も、水風呂の利用頻度やシャワー時間によって異なります。一方、メンテナンス費用は、マンションによって異なりますが、専門業者に依頼する場合は高額になる場合もあります。
これらのランニングコストを踏まえ、ご自身の利用状況や予算に合ったマンション選びが大切です。
5. サウナ付きマンション選びの5つのポイント
(1) サウナの種類(ドライサウナ、ミストサウナなど)
サウナと一言で言っても、実は様々な種類があります。サウナ付きマンションを選ぶ際には、自分に合ったサウナの種類であるかを事前に確認しておくことが重要です。 主なサウナの種類には、以下のようなものがあります。
サウナの種類 | 説明 | 温度 | 湿度 |
---|---|---|---|
ドライサウナ | 高温で乾燥したサウナ | 80〜100℃ | 10〜20% |
ミストサウナ | 蒸気を満たしたサウナ | 40〜50℃ | 100% |
スチームサウナ | より細かい蒸気を満たしたサウナ | 40〜50℃ | 100% |
ローリュサウナ | サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させるサウナ | 60〜80℃ | 40〜60% |
ドライサウナは、高温で乾燥した室内で発汗を促すサウナです。短時間で大量の汗をかくことができ、爽快感を味わえます。ミストサウナやスチームサウナは、比較的低温で高湿度のサウナです。ドライサウナよりも体に負担が少なく、ゆっくりと温まることができます。近年人気が高まっているのが、ロウリュサウナです。熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させることで、体感温度を上昇させます。アロマ水を使用する場合もあり、リラックス効果も期待できます。
それぞれ特徴や効果が異なるため、パンフレットや内覧で確認しておきましょう。
(2) サウナ室の広さや温度
サウナ室の広さや温度は、快適なサウナ体験に大きく影響します。
広さについては、ゆったりとくつろぎたい場合は、大人2人が足を伸ばして入れる程度の広さがあると良いでしょう。温度は、一般的にドライサウナであれば80〜100℃程度が主流です。
しかし、温度設定はマンションによって異なり、90℃以上の高温設定が可能な場合もあります。
広さ | 温度 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
広め | 高温 | ・ゆったりくつろげる ・ロウリュを楽しめる場合もある | ・設置スペースが必要 ・ランニングコストが高くなる場合がある |
狭め | 低温 | ・設置スペースが少なくて済む ・ランニングコストを抑えられる | ・同時に複数人で入るのが難しい場合がある ・高温サウナを好む人には物足りない |
ご自身の好みや利用シーンを考慮し、最適な広さと温度のサウナ室を選びましょう。
(3) 水風呂の有無や種類
サウナ後のクールダウンに欠かせない水風呂。サウナ付きマンションを選ぶ際には、水風呂の有無や種類も重要なポイントです。
水風呂の種類 | 特徴 | おすすめポイント |
---|---|---|
浴槽を兼用 | 一般的な浴槽を水風呂として使用 | コストを抑えられる |
専用の水風呂 | サウナ室に併設された水風呂 | 温度管理がしやすい |
Plunge pool(プランジプール) | 深めの水風呂 | 全身浴でクールダウンできる |
浴槽を兼用する場合は、水温の調整や衛生面への配慮が必要です。専用の水風呂があれば、いつでも最適な温度で水風呂を楽しむことができます。より本格的なサウナ体験を求める方は、Plunge poolの設置を検討してみましょう。水風呂の有無や種類によって、サウナ体験の満足度が大きく変わることを覚えておきましょう。
(4) その他設備(外気浴スペース、浴室乾燥機など)
サウナ室や水風呂に加え、さらに快適なサウナ体験を追求するなら、外気浴スペースや浴室乾燥機の有無も重要なチェックポイントです。
設備 | メリット |
---|---|
外気浴スペース | サウナ後のクールダウンに最適 |
浴室乾燥機 | 湿気を効率的に除去 |
洗い場 | サウナと合わせてリフレッシュ |
トイレ | サウナ中に移動する手間を削減 |
洗面台 | 身だしなみを整えやすい |
例えば、マンションのバルコニーに面した場所に外気浴スペースがあれば、サウナ後のクールダウンに最適です。都会のマンションでも自然を感じながらリラックスできます。また、浴室乾燥機はサウナ後の湿気を効率的に除去してくれるので、カビの発生を抑え、清潔な状態を保てます。
これらの設備は、毎日のサウナ習慣をより快適にするだけでなく、マンション全体の資産価値にも影響を与える可能性があります。
(5) 管理体制やセキュリティ
サウナは高温多湿な環境であるため、安全に利用するためにも、マンションの管理体制やセキュリティ面は重要なチェックポイントです。
項目 | チェックポイント |
---|---|
管理体制 | * 管理会社が信頼できるか * 清掃やメンテナンスが適切に行われているか |
セキュリティ | * 防犯カメラの設置台数や設置場所 * セキュリティシステムの充実度 * 24時間体制の管理体制 |
例えば、管理会社が信頼できるか、清掃やメンテナンスが適切に行われているかは、実際にマンションを見学した際に確認しておきたいポイントです。また、セキュリティ面では、防犯カメラの設置台数や設置場所、セキュリティシステムの充実度を確認しましょう。24時間体制の管理体制が整っているマンションであれば、より安心です。
充実したサウナライフを送るためには、安全性も重視してマンションを選びましょう。
6. まとめ:自分にとって最適なサウナ付きマンションで、充実したサウナライフを!
サウナ付きマンションは、初期費用やランニングコストがかかるなど、検討すべき点はいくつかあります。
しかし、マンションに居ながらにして本格的なサウナ体験ができるという魅力は、他に変えがたいものがあります。
ぜひ今回の記事を参考にしていただき、ご自身のライフスタイルや希望に合ったサウナ付きマンションを見つけてください。
ポイント | 詳細 |
---|---|
サウナの種類 | ドライサウナ、ミストサウナなど、好みのサウナを選ぶ |
サウナ室の広さ | 一人でゆったりと過ごしたいか、友人と楽しみたいかなどによって適切な広さを選ぶ |
水風呂の有無 | サウナの効果を最大限に引き出すためには水風呂は必須 |
その他設備 | 外気浴スペースや浴室乾燥機などがあると、さらに快適なサウナ体験が可能に |
充実したサウナライフを手に入れ、心身ともに健康な毎日を送りましょう。