自宅サウナDIYに重要な情報収集 サウナ作りに役立つ本もご紹介

近年、サウナ愛好家を中心に、自宅にサウナをDIYでつくる人が増えています。この背景には、コロナ禍による自宅での過ごし方の変化や、DIYブームの広がり、そして本格的なサウナキットの普及といった要因があります。しかし、安全なサウナづくりには、専門的な知識としっかりとした情報収集が不可欠です。
今回は自宅サウナのDIYを成功させるための本・WEBサイトでの情報収集のポイントや、参考になるおすすめの本をご紹介します。
自宅サウナ増えてる?

近年、サウナブームを背景に、自宅にサウナをDIYでつくる人は増加傾向にあります。これには、次のような要因が特に影響していると考えられます。
- コロナ禍の影響
温浴施設が休業したり、利用を制限されたりしたことで、自宅でサウナを楽しみたいというニーズが急速に高まりました。これにより、DIYでのサウナ作りが注目されるようになりました。
- DIYブームとの相乗効果
DIYの人気が高まり、専門的な知識や技術を学ぶための情報(書籍、WEBサイト、YouTubeなど)が充実したことも追い風となっています。
- サウナキットの普及
一から材料を揃えるのが難しい人向けに、組み立てるだけで本格的なサウナが作れる「サウナキット」が市場に多く流通するようになりました。これにより、DIYのハードルが下がり、より多くの人が挑戦しやすくなっています。
ただし、DIYでサウナをつくるには、断熱・換気・電気工事など専門的な知識と技術が必要なため、しっかりとした情報収集と計画が不可欠です。
DIYで自宅サウナをつくるには何を参考にしたらいい?

自宅サウナをDIYでつくる際、本やWEBサイトを参考にする人は多いようです。その理由は、サウナ作りには専門的な知識が必要で、専門的な知識が本やWEBサイトから得られる場合があるからです。
サウナ作りの際には、熱源となるストーブの選び方や設置、熱を逃がさないための断熱、新鮮な空気を取り入れる換気、そして安全に利用するための電気配線など、多くの技術的なポイントを押さえる必要があります。本やWEBサイトは、これらの情報を体系的に学ぶための最適なツールです。
本の役割
書籍は、DIYサウナの設計から施工までのプロセスを体系的に理解するのに役立ちます。
プロの建築家やDIY愛好家が執筆した本には、失敗例や成功のコツ、詳細な図面などが掲載されていることが多く、初心者でも安心して取り組めるような構成になっています。
WEBサイトの役割
一方、WEBサイトやブログ、YouTubeチャンネルなどは、最新の情報や個人のリアルな体験談を知るのに役立ちます。
実際にサウナをDIYした個人のブログや、DIYの過程を動画で公開しているYouTubeチャンネルは、より実践的なノウハウや工夫を学ぶのに最適です。
サウナのDIYは、適切な知識と計画があれば、自宅に理想のサウナを作り上げることが可能です。本で基礎を学び、WEBサイトで最新の事例や実践的な情報を補完しながら進めるのがおすすめです。
DIYで自宅サウナづくり おすすめの本4選
自宅にサウナを導入する際に役立つ人気の本をご紹介します。ぜひ、DIYで自宅サウナをつくる際の参考にしてください。
Sauna Builder 〜DIYでサウナをつくる本〜

DIY情報誌『ドゥーパ!』の編集部が手掛けた、自宅サウナづくりのバイブルです。実際にサウナ小屋を作った実例の紹介や、設計図、必要な材料、工具、薪ストーブの設置方法などが詳細に解説されています。
手作りサウナ大全

DIYサウナの最新事例や、サウナのメカニズムを解説した一冊。熱の伝導や換気など、サウナを「環境装置」として理解することで、より本格的なサウナづくりを目指すことができます。
サウナをつくる スウェーデン式小屋づくりのすべて

スウェーデンの女性大工による、伝統的な木工・建築技術に基づいたサウナ小屋のセルフビルドノウハウ集です。最初のハンマーの一振りからロウリュまで、薪ストーブのサウナ小屋づくりをステップ・バイ・ステップで解説しています。
サウナをつくろう

建築設計者や施工者向けに、サウナの基本的な知識と計画方法を実用的に解説した書籍です。壁・天井・床の設計、サウナベンチ、ドア、ストーブの選び方、換気など、サウナの構成要素ごとに詳しく説明しています。
本やWEBコンテンツなどを参考にする際の注意点

サウナ作りについて本やWEBサイトの情報を参考にする際は以下の3点に注意しましょう。
情報の信頼性と正確性を見極める
WEBサイトや個人のブログ、SNSなどには、正しい情報もあれば不正確な情報も混在しています。特に、電気工事や火災の危険性に関わる部分は、専門家が監修した情報や、メーカーの公式情報を参考にすることが重要です。
法規制や建築基準を必ず確認する
サウナを設置する場所によっては、消防法や建築基準法、地域の条例などで規制がある場合があります。例えば、火気を使用する薪ストーブを設置する場合や、大規模な増築となる場合は、建築確認申請や消防への届出が必要になることがあります。
安全性を最優先に考える
サウナは高温多湿な環境を作り出すため、火災や感電、一酸化炭素中毒などのリスクが常に伴います。安易な方法で電気工事を行ったり、換気不足のまま使用したりすると、重大な事故につながる可能性があります。
- 電気工事:電気ストーブを使用する場合、DIYは危険が伴うため、必ず専門の電気工事業者に依頼しましょう。
- 薪ストーブ:煙突の設置や防火対策は、ストーブメーカーの指定する基準や専門家の意見に従うことが重要です。
- 換気:一酸化炭素中毒を避けるため、適切な換気経路の確保が必須です。
これらの注意点を踏まえ、まずは専門家や経験者の意見を聞きながら、計画を立てるようにしましょう。DIYでのサウナ作りは、適切な知識と手順を踏めば安全に行うことができます。
まとめ:本などの情報を参考に安全な自宅サウナづくりを

DIYでのサウナづくりは、一見ハードルが高そうに思えますが、適切な知識と情報があれば、誰でも挑戦できる時代になっています。
今回ご紹介した書籍やWEBサイトを参考に、まずは計画を立てるところから始めてみてはいかがでしょうか。
ただし、電気工事や換気、消防法などの専門的な知識が必要な部分は、必ずプロに相談することを忘れてはなりません。
安全性を最優先に、あなたの理想の自宅サウナを完成させてください。