冷エール(冷却装置/チラー)のよくあるエラーと使用上の注意点

アイスバス「冷エール」に関するエラーについて

本稿では、アイスバス「冷エール」をご利用中によくお問い合わせいただくエラーについてまとめております。
エラーが発生した際にはぜひ、下記項目についてご確認いただけますと幸いです。

よくある使用上のトラブルと注意点

それぞれの項目ごとのエラーと使用上の注意点については以下をご確認ください。

水の流れが確保できていない

フィルターの位置が高いままだと水が流れにくい構造になっている可能性があります。

【使用上の注意】
稼働時は必ずフィルターを倒し、バスタブの穴より下の位置にしてください。
<確認方法>
バスタブとチラーをホースで接続した状態で、チラーの排水口を開けて水が出てくれば水の流れが確保できている証です。

紙フィルターが汚れているにもかかわらず交換されていない

水の循環量が減り、チラーに負荷がかかってエラーや性能低下の原因になります。

【使用上の注意】茶色く汚れてきたら交換してください。
※紙フィルター10本セット:9,000円(税別)/送料:3,000円(税別)

内部ステンレスネットとフィルターネットが掃除されていない

紙フィルターで取りきれなかった汚れがステンレスネットで詰まり、循環不良の原因になります。
フィルターネットにホコリがたまると冷却が遅くなります。

【使用上の注意】
・ステンレスネット:使用後は毎回必ず掃除してください 。
・フィルターネット:月に1回、掃除機などで清掃してください

チラーを使用していないときに、チラー内の水が排出されていない

放置された水が汚れ、次回稼働時にその汚れが浴槽内に流れ出てしまいます。

【使用上の注意】使用しないときは、チラー内の水を排水口からすべて抜いてください。

フィルタータンク内に水が満タンまで入っていない

空気が入ることで循環不良が起こり、エラーにつながります。

【使用上の注意】稼働前に必ずフィルタータンクに水を満タンに入れてください

ホースの接続が甘い

接続不良により空気が混入し、水の流れが悪くなりエラーの原因になります。

【使用上の注意】ホースとチラーの接続はしっかりと、きつく締めてください。

換気ができる環境に設置されていない

チラーは稼働時に熱風を出すため、換気されないと熱がこもり故障の原因になります。

【使用上の注意】換気が十分にできる場所に設置し、ご使用ください。キャビネット内や壁際など、換気の悪い場所への設置は避けてください。

「冷エール」メンテナンスチェックリスト

水の流れ確認

  • フィルターはバスタブの穴より下に倒れているか?
  • ホース接続後、チラーの排水口から水が出るか確認したか?

②フィルター・ネットの状態

  • 紙フィルターは汚れていないか?(茶色くなっていたら交換)
  • 内部ステンレスネットは清掃済みか?(使用後は毎回掃除)
  • フィルターネットにホコリが溜まっていないか?(月1回掃除機などで清掃)

③チラー内の水

  • 使用しないとき、チラー内部の水はすべて排水したか?

④フィルタータンク

  • 稼働前にフィルタータンクへ満水にしたか?

⑤ホース接続

  • ホースはしっかり締めたか?(空気が入らないよう確認)

⑥設置環境

  • 換気ができる場所に設置しているか?(熱がこもらないように)
    キャビネット内や壁際など、換気の悪い場所への設置は避けてください。

執筆者

注文住宅会社での20年以上の経験とサウナ好きがこうじて、サウナストーブを独自企画。実際にフィンランドやエストニアへの視察を行い本場のサウナ文化を感じた上で、フィンランド式のサウナストーブを製品化。ストーブの販売から設置、ブース施工までお任せください!