サウナ好き必見!目の負担を減らす3つのポイント&注意点

目次

1. はじめに:サウナブームで気になる目の負担

美容や健康への関心の高まりから、サウナの人気が高まっています。サウナは、心身のリフレッシュ効果や疲労回復効果など、多くのメリットがある一方で、目の負担という点では注意が必要です。

高温・低湿度のサウナ室では、以下のような理由から、目に負担がかかりやすくなります。

要因説明
高温環境涙の蒸発を促進し、ドライアイを引き起こしやすくなる
低湿度環境空気が乾燥し、目の表面が乾きやすくなる
発汗による塩分濃縮涙の塩分濃度が高まり、目の表面に刺激を感じやすくなる

この後、サウナで起こりうる具体的な目のトラブルや、目の負担を軽減するためのポイントなどを詳しく解説していきます。

2. サウナで起こる目のトラブルとは?

2-1. ドライアイ

サウナの高温環境では、汗を大量にかくことで体内の水分量が減少し、涙の分泌量も減ってしまうことがあります。

普段からドライアイ気味の人は、サウナに入ることでさらに症状が悪化する可能性があります。

ドライアイの症状例
・目がゴロゴロする、異物感がある
・目が乾く、ショボショボする
・目が疲れやすい
・光をまぶしく感じる
・目が充血しやすい

ドライアイが気になる方は、サウナに入る前に目薬をさすなど、予防対策を行うようにしましょう。

2-2. コンタクトレンズの変形

サウナの高温環境では、コンタクトレンズが変形しやすくなるため注意が必要です。特に、ソフトコンタクトレンズは水分を含んで柔らかいため、高温にさらされると変形しやすくなります。

ソフトコンタクトレンズハードコンタクトレンズ
サウナでの使用△ 高温で変形の可能性あり。外すことが推奨されます。○ 比較的変形しにくい。ただし、高温は注意が必要。

コンタクトレンズが変形すると、以下のようなトラブルを引き起こす可能性があります。

  • 視界のぼやけ
  • 目への異物感
  • 痛み

これらのトラブルを避けるため、サウナに入る際は、コンタクトレンズを外すことをおすすめします。もし、コンタクトレンズを着用したままサウナに入る場合は、以下の点に注意しましょう。

  • サウナの利用時間を短くする
  • こまめな目薬の使用
  • 異変を感じたらすぐに使用を中止する

安全にサウナを楽しむためにも、コンタクトレンズの使用には十分注意しましょう。

2-3. 熱による充血

サウナの高温環境下に長時間いると、目の血管が拡張し、充血が起こることがあります。

状態概要対処法
軽度の充血目が赤くなる、少しゴロゴロするサウナから出て涼しい場所で休む
重度の充血目の痛み、かゆみ、視界不良サウナを中止し、速やかに医療機関を受診

多くの場合、サウナ後の目の充血は一時的なもので自然と治まります。しかし、症状が重い場合や、長時間続く場合は、眼科医の診断を受けるようにしましょう。

3. サウナ好き必見!目の負担を減らす3つのポイント

3-1. サウナ室では目を保護する

3-1-1. タオルで目を覆う

サウナ室の高い温度の熱気は、目に負担をかけやすいです。サウナ室では、タオルで目を覆うようにしましょう。

タオルで目を覆うことで、下記のような効果が期待できます。

効果説明
熱から目を保護する高温のサウナ室では、直接熱が目に入らないようにすることで、目の乾燥や負担を軽減できます。
乾燥を防ぐサウナ室の乾燥した空気から目を保護し、涙の蒸発を防ぐことで、ドライアイ予防に繋がります。
照明の刺激を軽減するサウナ室内の照明がまぶしいと感じるときは、タオルで覆うことで、目の負担を減らすことができます。

タオルは、顔に直接触れるものなので、清潔なものを使いましょう。濡れたタオルは、冷感効果も期待できます。しかし、冷えすぎると体に負担がかかる可能性があるので注意が必要です。

3-1-2. 目薬で保湿

サウナの高温環境では、涙の蒸発によって目が乾燥しやすくなります。 そこでおすすめなのが、目薬によるこまめな保湿です。

種類特徴
人工涙液タイプの目薬防腐剤不使用のものや、ヒアルロン酸配合のものなど、様々な種類があります。
オイルタイプの目薬涙の蒸発を防ぎ、保湿効果が長持ちします。

特に、サウナ室に入る前にオイルタイプの目薬をさしておくと、目の乾燥を長時間防ぐ効果が期待できます。 サウナ室から出た後にも、人工涙液タイプの目薬で潤いを与えましょう。 自分に合った目薬を見つけ、快適なサウナタイムを過ごしてください。

3-2. こまめな水分補給を心がける

サウナに入ると、大量の汗をかくため、体内から水分が失われていきます。 体内の水分量が減ると、涙の分泌量が減り、ドライアイが悪化したり、目の充血が起こりやすくなったりします。 目の健康を守るためにも、こまめな水分補給は必須です。

タイミング水分補給
サウナに入る前コップ1杯程度
サウナから出た後500ml程度を目安に

上記はあくまで目安です。 汗をかいた量や喉の渇きに応じて、こまめに水分を摂取しましょう。 また、水分の他に、スポーツドリンクなどでナトリウムなどの電解質を補給するのもおすすめです。

3-3. サウナの利用時間と頻度を見直す

サウナに長く入りすぎると、それだけ目への負担も大きくなってしまいます。個人差はありますが、サウナ室での滞在時間は1回あたり10分以内を目安にしましょう。

回数時間
1セット目8分以内
2セット目以降10分以内

また、サウナは毎日入るよりも、週に2~3回程度に頻度を抑えることで、目の負担を軽減できます。ご自身の体調に合わせて、無理のない範囲でサウナを楽しみましょう。

4. こんな人は要注意!サウナ利用の注意点

4-1. コンタクトレンズ着用時

コンタクトレンズを着用したままサウナに入るのは、目のトラブルリスクがさらに高まるため、控えるようにしましょう。

高温のサウナ室では、コンタクトレンズの水分が蒸発しやすく、レンズが変形したり、目に張り付いたりする可能性があります。

トラブル具体的な内容
レンズの変形形が変わることで視界がぼやけたり、目に痛みを生じたりする可能性があります。
レンズの乾燥目の水分を奪われ、ドライアイが悪化したり、角膜に傷がつくリスクがあります。
目への張り付き最悪の場合、無理に外そうとすると角膜を傷つける可能性があります。

安全にサウナを楽しむためにも、コンタクトレンズは外して、メガネにするか、使い捨てのコンタクトレンズを持参するなどの対策を検討しましょう。

4-2. 目の持病がある場合

緑内障、白内障、網膜剥離など、目の持病がある場合は、サウナの利用は注意が必要です。 高温や発汗によって血圧が大きく変動することで、症状が悪化する可能性があります。

持病症状悪化のリスク
緑内障眼圧が上がり、視神経がさらに圧迫される
白内障水晶体の濁りが進行する
網膜剥離網膜がさらに剥がれやすくなる

サウナを利用する際は、事前に医師に相談し、自身の体の状態を把握しておくことが大切です。 持病によっては、サウナの利用を控えるように指示される場合もあるでしょう。 医師の指示に従い、安全にサウナを楽しみましょう。

5. まとめ:正しい知識でサウナを楽しもう!

サウナは、適切に利用すれば心身ともにリフレッシュできる素晴らしい習慣です。しかし、目の負担を意識せずにサウナに入ってしまうと、ドライアイや充血などのトラブルを引き起こす可能性があります。

サウナを楽しむ際には、以下のポイントを意識しましょう。

ポイント説明
サウナ室では目を保護するタオルで目を覆ったり、目薬で保湿したりして、乾燥から目を守りましょう。
こまめな水分補給を心がけるサウナで汗をかくと、体内の水分量が減り、ドライアイが悪化する可能性があります。こまめに水分を摂るようにしましょう。
サウナの利用時間と頻度を見直す目に負担を感じたら、サウナの利用時間や頻度を見直すことも大切です。

これらの点に注意して、サウナを安全に楽しみましょう!

執筆者

注文住宅会社での20年以上の経験とサウナ好きがこうじて、サウナストーブを独自企画。実際にフィンランドやエストニアへの視察を行い本場のサウナ文化を感じた上で、フィンランド式のサウナストーブを製品化。ストーブの販売から設置、ブース施工までお任せください!

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