サウナで迷惑をかけない!基本マナーとおすすめ持ち物リスト
1. はじめに: サウナブーム到来! でもマナー違反が増加中!?
サウナ人気が再燃し、老若男女問わず多くの人がサウナを楽しんでいます。サウナ施設も増え、気軽に利用できるようになったことは嬉しい限りです。
年代 | サウナ利用経験率 |
---|---|
20代 | 30.2% |
30代 | 35.5% |
40代 | 38.1% |
50代 | 32.7% |
(出典:サウナ総研調べ)
しかし、その一方で、一部の利用者によるマナー違反も増加傾向にあるという声も聞かれます。せっかくのサウナも、周囲への配慮に欠けた行動をしてしまっては、台無しになってしまいます。
このコラムでは、サウナ初心者の方にも分かりやすく、基本的なサウナマナーやおすすめグッズなどを紹介します。
これから紹介するマナーをしっかり守って、気持ちの良いサウナタイムを過ごしましょう。
2. これだけは押さえたい! サウナ基本マナー
2.1 入室前の準備
2.1.1 洗体は必須! 石鹸とシャンプーを使いましょう
サウナ室に入る前は、必ずシャワーで全身を洗い流しましょう。これはサウナの基本中の基本マナーです。
なぜなら、サウナ室では大量の汗をかきます。その汗が、もし体の汚れと混ざっていたら…?周りの迷惑になるだけでなく、肌トラブルの原因にもなりかねません。
シチュエーション | 行動 |
---|---|
体を洗わずにサウナ室へ | NG! |
石鹸を使って体を洗う | OK! |
シャンプーで髪を洗う | OK! |
サウナに入る前は、石鹸とシャンプーを使って、汗や皮脂などの汚れをきちんと洗い流すようにしましょう。清潔な状態でサウナを楽しむことが、自分自身の健康、そして周りの人への配慮につながります。
2.1.2 サウナハット着用はマナー違反?
サウナハット着用については、施設によってルールが異なる場合があります。
ケース | 対応方法 |
---|---|
着用を推奨している施設 | ルールに従って着用しましょう。 |
着用に関するルールがない施設 | 迷った場合は、施設のスタッフに確認するか、周囲の人に合わせるようにしましょう。 |
着用を禁止している施設 | ルールに従って着用は控えましょう。 |
サウナハットは、熱から頭を守ることで、のぼせ防止の効果や、髪の毛の乾燥を防ぐ効果も期待できます。しかし、施設によっては、サウナハット着用によって他のお客様の視界を遮ってしまう可能性や、サウナ室内の温度に影響を与える可能性を考慮し、着用を禁止している場合があります。
快適かつ安全にサウナを楽しむためにも、事前に施設のルールを確認しておきましょう。
2.1.3 髪の毛はしっかりまとめる
長い髪の毛の方は、サウナ室に入る前に必ず髪を束ねましょう。
長い髪が汗で濡れて体に張り付くのは不快なだけでなく、周りの方へ水滴が飛んでしまう可能性もあります。衛生面からも、周囲への配慮からも、髪はまとめておくことが大切です。
髪の長さ | おすすめのまとめ方 |
---|---|
ロングヘア | しっかりとしたお団子ヘアや三つ編み |
セミロング | 後ろでひとつに束ねる、低い位置でのポニーテール |
ショートヘア | 耳にかけたり、ヘアバンドを使用する |
ゴムやヘアピンは、金属製のものは熱くなる可能性があるので注意が必要です。サウナ室でも使用できるシリコンゴムや、布製のヘアバンドなどを活用しましょう。
2.2 サウナ室でのマナー
2.2.1 汗は拭いてから入室
サウナ室に入る前に、体についた汗をしっかり拭きましょう。
なぜなら、サウナ室内の温度は高温に保たれており、そこに汗が流れ落ちると、周りの人の迷惑になってしまうからです。
せっかくのサウナタイムを気持ちよく過ごすためにも、以下の点に注意しましょう。
行動 | 理由 |
---|---|
体の汗を拭く | サウナ室内の温度を保ち、衛生面を保つため |
タオルで体を拭く | 汗をしっかり拭き取るため |
濡れたタオルは持ち込まない | サウナ室内の湿度を必要以上に上げてしまうため |
これらのマナーを守ることで、自分自身だけでなく、周りの人にとっても快適なサウナ環境を作ることができます。
2.2.2 静かに過ごそう! 話す場合は小声で
サウナ室は、心身ともにリラックスするための空間です。そのため、大きな声で話したり、騒いだりする行為は控えるべきです。
サウナ室では、周りの人に配慮し、静かに過ごしましょう。どうしても会話が必要な場合は、周りの人に迷惑にならないよう、小声で話すように心がけてください。
行為 | OK / NG | 備考 |
---|---|---|
大きな声で会話する | NG | 周りの人の迷惑になります |
サウナ仲間とのおしゃべり | NG | つい話が弾んでしまいがちなので気をつけましょう |
電話をする | NG | サウナ室の外で行いましょう |
周りの人に配慮した小声での会話 | OK |
これらのマナーを守ることで、自分も周りの人も快適にサウナを楽しむことができます。
2.2.3 ロウリュ・アウフグース時の注意点
ロウリュやアウフグースは、熱したサウナストーンに水やアロマ水をかけ、蒸気を発生させることで体感温度を上げるイベントです。施設によってはロウリュやアウフグースを行っていない場合や、時間や回数に制限を設けている場合があります。
ロウリュやアウフグースを受ける際は、以下の点に注意しましょう。
注意点 | 内容 |
---|---|
参加の可否 | 体調が悪い場合は参加を控えましょう。 |
着席位置 | 熱風が直接当たる場所や、スタッフの邪魔にならない場所を選びましょう。 |
タオルでガード | 熱風で火傷する可能性があるので、タオルなどで身体を保護しましょう。 |
無理をしない | 熱いと感じたら、無理せず退席しましょう。 |
感謝の気持ち | イベント後は、スタッフに感謝の気持ちを伝えましょう。 |
ロウリュやアウフグースは、サウナ室の温度や湿度が急激に上昇するため、体調や体質に合わせて無理せず楽しみましょう。
2.2.4 場所取りはNG! タオルの置き方にも注意
サウナ室は限られたスペースです。場所取りは他の利用者の迷惑になりますのでやめましょう。
行為 | OK | NG | NG例 |
---|---|---|---|
タオルの置き方 | 自分や家族が座るスペースに敷く | 他の人が座る場所に置く | サウナ室が混雑していても、タオルだけ置いておく |
家族やグループで利用する場合も、まとめてタオルを置くのは控えるのがマナーです。空いているスペースにそれぞれが座るようにしましょう。
また、タオルを頭の上に乗せて汗を垂れないようにする行為も、場所取りとみなされる可能性があります。サウナハットなどを活用して、周囲への配慮を忘れずに行動しましょう。
2.2.5 サウナ室でのスマホ利用は控える
高温多湿なサウナ室では、スマホの故障の原因になるだけでなく、周りの迷惑になる可能性があります。
理由 | 詳細 |
---|---|
結露による故障 | 高温のサウナ室から急激に冷えた場所に移動すると、スマホ内部に結露が発生し、故障の原因となります。 |
周りの迷惑になる | サウナ室はリラックスするために利用する場所です。スマホの操作音や着信音は周りの迷惑になる可能性があります。 |
サウナの効果が半減する可能性 | スマホを触ることで意識が外に向かい、サウナ本来のリラックス効果が得にくくなる可能性があります。 |
サウナ室ではスマホの利用は控え、デジタルデトックスの時間を楽しむようにしましょう。緊急の場合は、一旦サウナ室を出てからスマホを使用するようにしましょう。
2.3 水風呂でのマナー
2.3.1 水風呂に入る前に汗を流す
水風呂は、サウナで温まった体をクールダウンさせるためのもの。水風呂に入る前に、体に付着した汗をシャワーで洗い流すのは、水風呂を清潔に保つための大切なマナーです。
行為 | 理由 |
---|---|
汗を流す | 水風呂の衛生を保つため |
サウナ室から出た後は、体に大量の汗が付着しています。そのまま水風呂に入ると、汗が水風呂に溶け出し、水質を汚してしまう原因に。
水風呂はみんなで気持ちよく使う共有スペースです。水風呂に入る前に汗を流すという簡単な心掛けで、快適なサウナ環境を保ちましょう。
2.3.2 水風呂では静かに
水風呂は、サウナで火照った体をクールダウンさせるための大切な場所です。熱いサウナ室とは対照的に、水風呂ではより一層静寂が求められます。
水風呂に飛び込む際や水中で体を動かす際に、大きな音が発生することがあります。周りの人に迷惑をかけないよう、ゆっくりと水風呂に入り、水中での動作は最小限に抑えましょう。
水風呂でのNG行動例 |
---|
・大声で話す |
・水しぶきを上げて飛び込む |
・泳ぐ |
・水中で激しく体を動かす |
水風呂は、心身ともにリラックスできる空間です。静かに水風呂に浸かり、クールダウンしながら落ち着いた時間を過ごしましょう。
2.3.3 水風呂に潜るのはNG
水風呂は、サウナで熱くなった体をクールダウンするために欠かせないものですが、潜るのは絶対にやめましょう。水風呂に潜ると、
理由 | 詳細 |
---|---|
衛生面での問題 | 水中で目を開けたり、口を開けたりすることで、唾液や目やにが水に溶け出し、不衛生になる可能性があります。 |
事故に繋がる可能性 | 急激な温度変化により、意識を失ってしまう危険性があります。また、水中で体調不良に陥った場合、周囲の人が気づきにくく、迅速な対応が難しくなる可能性があります。 |
施設によっては禁止されている | 水風呂への潜水は、施設のルールで禁止されている場合がほとんどです。ルールやマナーを守って、安全に水風呂を利用しましょう。 |
などの問題点があります。水風呂は、首までつかることを意識し、周りの方と譲り合って利用しましょう。
2.4 休憩スペースでのマナー
2.4.1 椅子やベンチで休憩
サウナと水風呂で温冷交代浴を楽しんだら、休憩をはさみましょう。休憩スペースには、椅子やベンチが用意されていることが多いです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
椅子 | ・深く腰掛けられるので楽 ・ゆったりと休憩できる場合が多い | ・スペースを取る場合がある |
ベンチ | ・スペースを取りにくい | ・深く腰掛けられない場合がある ・横になるのはNGな場合が多い |
休憩スペースでは、周囲への配慮を忘れずにリラックスしましょう。水分補給も忘れずに行いましょう。
2.4.2 脱衣所や休憩スペースでの大声での会話は控えめに
サウナ施設の脱衣所や休憩スペースは、利用者みんなが共有するリラックス空間です。サウナ後のクールダウンや、次のサウナまでの休憩など、思い思いに過ごしたい人が多い場所ということを踏まえ、周りの人に迷惑となるような大声での会話は控えましょう。
シチュエーション | OKな行動 | NGな行動 |
---|---|---|
友人との会話 | 小声で話す、周りの人に配慮する | 大声で話す、周りの人の迷惑になるような話題 |
電話 | マナーモードにする、短時間で済ませる、周りの人に配慮して話す | 大声で話す、長電話、プライベートな内容を話す |
周りの人に配慮し、落ち着いた雰囲気で過ごせるように心がけましょう。
3. あると便利! おすすめサウナグッズを紹介
3.1 サウナハット: のぼせ防止&髪の乾燥対策に
サウナハットは、サウナ室内の高温から頭部を守るための帽子です。被ることで、のぼせ防止や髪の乾燥対策に効果があります。
サウナハットがあると、サウナ室で過ごす時間が快適になるだけでなく、髪へのダメージ軽減にもつながります。素材や形もさまざまなので、お気に入りの一つを見つけてみてはいかがでしょうか。
メリット | デメリット |
---|---|
のぼせ防止効果がある | 頭に熱がこもりやすい場合がある |
髪の乾燥対策になる | |
頭皮への熱ダメージを軽減できる |
最近は、サウナ施設でレンタルできる場合や、おしゃれなデザインのものも増えています。サウナハットを被る際は、周囲に配慮して、深すぎるタイプやツバが大きすぎるものは避けましょう。
3.2 サウナマット: 衛生面も◎! 快適なサウナタイムを
サウナマットとは、サウナ室内のベンチに敷いて使う、タオルよりも大きく厚手のマットのことです。
メリット | デメリット |
---|---|
衛生面UP | 持ち運びが面倒 |
座り心地UP | 洗濯の手間 |
のぼせ防止 | 忘れ物注意 |
サウナマットを使う最大のメリットは、なんといっても衛生面です。不特定多数の人が利用するサウナでは、直接ベンチに座ることに抵抗を感じる方もいるかもしれません。サウナマットがあれば、ベンチとの直接的な接触を避けられるため、より安心してサウナを楽しむことができます。
また、サウナマットはクッション性が高く、ベンチの硬さによるお尻や背中の痛みを軽減してくれる効果も期待できます。長時間サウナに入りたい方にもおすすめです。
さらに、断熱効果によってのぼせ防止にも役立ちます。サウナマットを使用することで、体と熱いベンチとの間に一枚布を挟むことができるため、急激な温度変化から体を守ることができます。
サウナによってはレンタルできる場合もありますが、衛生面や好みの素材で選びたい方は、自分用のサウナマットを持参するのがおすすめです。
3.3 吸水タオル: 汗をしっかり拭いて快適に
サウナでは大量の汗をかくため、吸水性に優れたタオルは必須アイテムです。普通のタオルよりも大きめで、厚手のものがおすすめです。
特徴 | メリット |
---|---|
吸水性が高い | 汗を素早く吸収し、不快感を軽減 |
身体を拭きやすい | 大きめサイズで、広範囲を拭きやすい |
サウナ室の熱から守る | 厚手のタオルは、熱から身体を守る役割も果たします |
吸水タオルは、汗を拭く以外にも、サウナ室で顔や頭を覆って熱から守ったり、水風呂に入る前に身体を拭いて水温の急激な変化を和らげたりと、様々な使い方ができます。ぜひ一枚用意しておきましょう。
3.4 水筒: こまめな水分補給は必須
サウナでは大量の汗をかくため、こまめな水分補給は欠かせません。脱水症状を防ぎ、快適なサウナタイムを楽しむためにも、水筒を持参しましょう。
水筒選びのポイントは、以下の通りです。
ポイント | 説明 |
---|---|
容量 | 500ml〜1L程度の容量のものがあると安心です。 |
保冷・保温機能 | サウナ室と水風呂を行き来することを考えると、保冷機能があると便利です。冬場は、保温機能があるとより快適に過ごせます。 |
素材 | 軽くて持ち運びやすいものがおすすめです。 |
水筒の中身は、水やスポーツドリンクなど、ご自身の体調に合わせて選んでください。
水筒を持ち込む際は、施設のルールを確認し、所定の場所に置くようにしましょう。また、サウナ室に持ち込む場合は、他の利用者の迷惑にならないよう注意してください。
3.5 その他: あると嬉しい便利グッズを紹介
サウナハットやサウナマット以外にも、快適なサウナタイムをサポートしてくれる便利なグッズがあります。
アイテム | 説明 |
---|---|
サウナパンツ | サウナ室や水風呂、休憩スペースなど、施設内での着用が認められている施設もあります。 |
防水ケース | スマホや時計などを持ち込みたい場合に。 |
ボディソープ | サウナ後の肌は乾燥しやすいため、保湿効果の高いボディソープの使用がおすすめです。 |
化粧水・乳液 | サウナ後のスキンケアも忘れずに。 |
ビニール袋 | 濡れたタオルや水着などを入れるのに便利。 |
ヘアブラシ | サウナ後の髪の絡まりを防止。 |
これらのグッズを参考に、自分にとって必要なものを揃えましょう。快適なサウナ体験を追求しましょう。
4. まとめ: マナーを守って快適なサウナタイムを!
サウナは、心身ともにリフレッシュできる素晴らしい施設です。しかし、その魅力を最大限に楽しむためには、周囲への配慮を忘れずに、マナーを守ることが重要です。
マナー | 内容 |
---|---|
入室前の準備 | 洗体・洗髪を済ませる、汗を拭く |
サウナ室でのマナー | 静かに過ごす、場所取りをしない、スマホ利用は控える |
水風呂でのマナー | 汗を流してから入る、静かに過ごす、潜水は控える |
休憩スペースでのマナー | 大声での会話を控える |
これらの基本的なマナーを心掛けることで、自分自身だけでなく、周りの人にとっても快適なサウナタイムを過ごすことができます。
サウナは、一人ひとりのマナー意識によって、より快適な空間になります。マナーを守って、サウナを楽しみましょう!