【憧れを現実に】サウナ付き住宅の費用・設置事例・注意点まとめ

目次

1. はじめに:サウナブーム到来!自宅にサウナを持つことが夢じゃなくなった?

サウナブームが到来し、老若男女問わず多くの人がサウナに魅了されています。サウナは、単なる温浴施設としてではなく、心身をリフレッシュさせるための特別な空間として、多くの人々に愛されています。それに伴い、憧れのサウナを自宅に設置したいと考える人も増えています。

一昔前までは、自宅にサウナを持つことは、一部の富裕層だけの特権と考えられていました。しかし、最近では、さまざまな種類のサウナや設置方法が登場したことで、より身近なものになりつつあります。

サウナの種類特徴費用相場
設置型サウナ比較的低価格で設置しやすい数十万円~
サウナ小屋庭などに設置する独立型のサウナ百数十万円~
本格サウナ室注文住宅などで設置する本格的なサウナ数百万円~

このように、予算やスペースに合わせて、さまざまな選択肢から選ぶことができるようになりました。さらに、住宅ローンを活用することで、無理なくサウナ付き住宅を実現することも可能です。

憧れのサウナライフを、あなたの家で実現してみませんか?

2. サウナ付き住宅の種類と費用

2-1. 新築住宅でサウナを持つ

新築住宅を建てる際にサウナを導入する方法は、大きく分けて「注文住宅」と「建売住宅」の2つがあります。

方法メリットデメリット
注文住宅理想のサウナを実現できる費用が高額になりがち
建売住宅比較的安価で設置できるカスタマイズの自由度が低い

どちらの方法でサウナを設置する場合でも、事前にしっかりと計画を立て、予算やライフスタイルに合ったサウナを選ぶことが大切です。

2-1-1. 注文住宅でサウナを完全カスタマイズ

注文住宅なら、間取りやデザイン、設備など、すべてを思い通りに設計できます。サウナ室の広さや形状、ストーブの種類、内装材まで、こだわりを詰め込んだ理想のサウナ空間を実現できます。

項目説明
広さ一人でゆったりと過ごせる広々とした空間も、スペースを有効活用したコンパクトなサウナも設計できます。
形状正方形や長方形だけでなく、L字型など、部屋の形に合わせて自由な設計が可能です。
ストーブ電気式、ガス式、薪ストーブなど、好みに合わせて選択できます。
内装材サウナの本場フィンランドから輸入した木材など、高級感のある空間を演出できます。

間取りの一例として、浴室とサウナ室を隣接させて、移動距離を最小限に抑えたり、窓の外の景色を楽しめるようにサウナ室を配置したりするなど、自由な発想で設計できます。

2-1-2. 建売住宅で手軽にサウナを実現

近年では、あらかじめサウナが設置された建売住宅も登場しています。注文住宅と比べて、比較的低価格でサウナ付き住宅を手に入れられる点が魅力です。

メリットデメリット
比較的低価格で購入できるカスタマイズ性は低い
施工期間が短いサウナの種類やオプションが限定される場合がある
入居前に実物を見学できる場合がある希望のサウナの住宅が見つからない場合もある

建売住宅であっても、間取りやデザイン、サウナの性能は物件によってさまざまです。間取りは、浴室とサウナが隣接しているものが動線が良くおすすめです。サウナ室の広さやストーブの種類、換気設備なども確認しておきましょう。

見学の際は、実際にサウナ室に入るなどして、サイズ感や使い勝手を確認することが大切です。

2-2. 既存住宅にサウナを追加する

新築する以外に、今お住まいの住宅にサウナを追加することも可能です。後からサウナを設置する場合、設置型サウナ、サウナ小屋、本格的なサウナ室の3つの選択肢があります。

種類特徴費用相場
設置型サウナコンパクトで設置が簡単20万円~
サウナ小屋庭などに設置する小屋型のサウナ50万円~
本格的なサウナ室断熱性・気密性に優れた本格的なサウナ室100万円~

設置型サウナは比較的安価で設置も容易ですが、本格的なサウナ体験を求める場合はサウナ小屋やサウナ室の設置を検討する必要があります。後付けサウナは、設置場所や広さ、予算に合わせて最適なものを選びましょう。

次の章では、費用を抑えながら既存住宅にサウナを追加するためのリノベーションのコツについて解説します。

2-2-1. 後付けサウナの種類と費用:設置型、サウナ小屋、本格的なサウナ室

既存住宅にサウナを追加する場合、設置型サウナ、サウナ小屋、本格的なサウナ室の3つの選択肢があります。それぞれの特徴と費用を把握し、予算や設置スペースに合わせて最適な方法を選びましょう。

サウナの種類特徴費用相場
設置型サウナコンパクトで設置が容易20万円〜
サウナ小屋庭などに設置する独立型のサウナ50万円〜
本格的なサウナ室断熱性・気密性に優れた本格仕様100万円〜

設置型サウナは、浴室やリビングに置くだけで手軽にサウナを楽しめる点が魅力です。サウナ小屋は、DIYも可能なため費用を抑えられます。本格的なサウナ室は、専門業者による施工が必要ですが、温度や湿度を細かく調整でき、本格的なサウナ体験が可能です。

予算を抑えたい場合は設置型サウナやサウナ小屋、本格的なサウナ体験を求めるなら本格的なサウナ室の設置を検討しましょう。

2-2-2. リノベーション費用を抑えるコツ

既存住宅へのサウナ設置は、工夫次第で費用を抑えられます。

方法説明
サウナの種類を見直す本格的なサウナ室だけでなく、設置型のサウナやサウナ小屋も検討してみましょう。
材料・設備を選ぶ国産材や低価格帯のサウナストーブを選ぶなど、コストパフォーマンスを意識しましょう。
施工範囲を限定するサウナ室のみのリノベーションに留め、浴室全体のリフォームと同時に行わないことで費用を抑えられます。
助成金・補助金制度の活用自治体によっては、リフォームに関する助成金・補助金制度があります。条件を満たせば利用できるか確認してみましょう。

費用を抑えながらも、快適なサウナ空間を実現する方法を、専門業者に相談してみるのも良いでしょう。

3. 【設置事例】理想のサウナライフを実現する!間取りとデザイン

3-1. コンパクトでも本格的なくつろぎ空間

限られたスペースでも、サウナを諦める必要はありません。工夫次第で、コンパクトながらも本格的なサウナ空間を実現できます。

例えば、マンションの一室でも設置可能な「バレルサウナ」は、その名の通り樽型の形状が特徴です。設置スペースに合わせてサイズを選べるのも魅力です。

また、最近では、シャワーブースと一体化した「サウナシャワー」も人気を集めています。限られたスペースに、サウナとシャワーを効率的に配置できます。

タイプ特徴メリット
バレルサウナ樽型の形状コンパクトで設置しやすい
サウナシャワーシャワーブースと一体化省スペースで設置可能

このように、コンパクトなサウナでも、十分なリフレッシュ効果を得られます。日々の疲れを癒し、心身ともにリラックスできるプライベートサウナを、ぜひ検討してみてください。

3-2. 大人数で楽しめる広々としたサウナ室

家族みんなでサウナを楽しみたい、ホームパーティーでゲストにもサウナを体験してもらいたい、そんな夢を実現するのが広々としたサウナ室です。大人数でもゆったりとくつろげる広さがあれば、サウナを通じたコミュニケーションもより一層深まります。

メリットデメリット
大人数でサウナを楽しめる設置スペースが必要
ベンチなどを置いてゆったりくつろげる建築費用が高くなる可能性がある

広々としたサウナ室を実現するポイントは、以下の点が挙げられます。

  • 設置場所:十分な広さを確保できる場所を選ぶ(例:離れ、増築)
  • レイアウト:ベンチの配置やサウナストーブの位置を工夫する
  • 材質:断熱性が高く、広々とした空間を演出できる木材を選ぶ

広々としたサウナ室は、設置費用はかかりますが、その分だけ満足度も高くなります。家族や友人と特別な時間を過ごせる空間を手に入れましょう。を大量に積んだサウナストーブを設置することで、ロウリュをより楽しめる空間にすることもおすすめです。

3-3. 露天風呂と組み合わせた贅沢空間

究極のリラックス空間を求めるなら、露天風呂とサウナを組み合わせた贅沢な空間がおすすめです。 開放感あふれる露天風呂で、満天の星空を眺めながらサウナで温まった体をクールダウンさせる、そんな至福の時間を自宅で味わうことができます。

メリットデメリット
開放感抜群のリラックス体験ができる広い敷地が必要になる場合がある
サウナ後のクールダウンに最適天候に左右されることがある
プライバシーに配慮した設計が重要施工費用が高額になる傾向がある

露天風呂とサウナを併設する場合、プライバシー確保や天候への対策が重要になります。 目隠しフェンスを設置したり、屋根付きのスペースを設けるなど、快適に過ごせるよう工夫してみましょう。

4. サウナ付き住宅を建てる際の注意点

4-1. 予算:本体価格以外にかかる費用も考慮

サウナ付き住宅の建築費用は、サウナ本体の価格だけではありません。設置費用やランニングコストなど、本体価格以外にかかる費用も考慮して予算を立てることが大切です。

項目内訳目安費用
サウナ本体価格設置型サウナ、サウナ小屋、本格的なサウナ室のいずれか数万円~数百万円
設置費用電気工事、水道工事、ガス工事など数十万円~
ランニングコスト電気代、水道代、ガス代、メンテナンス費用など数千円~数万円/月

上記はあくまでも目安です。サウナの種類や規模、設置場所、使用する設備などによって費用は大きく異なります。事前に複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。

また、サウナを設置することで住宅ローンが増額される場合もあります。月々の返済額も考慮しながら、無理のない予算計画を立てましょう。

4-2. 法律:建築基準法や都市計画法などの確認

夢のサウナ付き住宅を実現するためには、建築基準法や都市計画法などの関連法規をクリアする必要があります。法規制は地域や建物の種類によっても異なるため、事前に確認することが重要です。

法律確認事項
建築基準法・サウナ室の広さや高さに関する制限
・換気設備や排煙設備の設置義務
・電気設備の安全基準
都市計画法・用途地域による建築物の制限
・建蔽率や容積率の制限
消防法・サウナストーブの設置基準
・火災報知器の設置義務
その他の法令・条例・温泉法(温泉利用の場合)
・景観法(景観地区の場合)

専門家である建築士やハウスメーカーに相談しながら、法規制に適合したサウナづくりを進めましょう。

4-3. 設計:配置や動線、換気や断熱など快適なサウナ空間

サウナ室をどこに配置するか、どのように行き来するかといった動線設計は、快適なサウナ体験に大きく影響します。 例えば、浴室とサウナ室を隣接させれば、移動がスムーズになり、温冷効果も高まります。

また、サウナ室の広さや形状も重要な要素です。 天井高や窓の有無で、体感温度が変わってきます。

要素説明
広さ利用人数に合わせた広さを確保しましょう。
天井の高さ高すぎると熱が逃げやすく、低すぎると圧迫感があります。適切な高さを検討しましょう。
開閉可能な窓があると、温度調節や換気がしやすいです。

さらに、断熱性や換気効率にも配慮が必要です。 断熱性を高めることで、熱効率が上がり、ランニングコストを抑えられます。 効果的な換気システムは、サウナ室内の空気を清潔に保ち、カビの発生などを防ぎます。

これらの要素を考慮することで、快適で安全なサウナ空間を実現できます。

4-4. 施工:経験豊富な業者選びが重要

サウナは高温多湿という特殊な環境のため、施工には専門的な知識と経験が求められます。

経験豊富な業者を選ぶことは、安全で快適なサウナ空間を作る上で非常に重要です。具体的には、以下のようなポイントに注意して業者を選びましょう。

項目説明
サウナ施工実績サウナ施工の実績が豊富であるか、具体的な施工事例を確認しましょう。
専門知識サウナに関する専門知識や技術を持っているか、資格を持ったスタッフがいるかを確認しましょう。
アフターフォロー施工後のメンテナンスや修理など、アフターフォロー体制が充実しているかを確認しましょう。

信頼できる業者に依頼することで、安心してサウナライフを楽しむことができます。

5. まとめ:自分だけのととのい空間で、極上のリラックスタイムを!

サウナブームの到来により、自宅にサウナを持つことが以前より身近になりました。 新築・リフォーム、本格的なサウナ室からコンパクトなサウナまで、様々な選択肢から、理想のサウナライフを検討できます。

項目詳細
費用数十万円~数百万円と幅広い
種類設置型、サウナ小屋、本格サウナ室など
注意点予算、法律、設計、施工

費用や設置方法、注意点などを考慮しながら、自分だけのととのい空間を実現しましょう。 日々の疲れを癒し、心身ともにリフレッシュできる、極上のリラックスタイムを自宅で満喫できます。

執筆者

注文住宅会社での20年以上の経験とサウナ好きがこうじて、サウナストーブを独自企画。実際にフィンランドやエストニアへの視察を行い本場のサウナ文化を感じた上で、フィンランド式のサウナストーブを製品化。ストーブの販売から設置、ブース施工までお任せください!

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