【サウナ動向】後悔しない注文住宅 「趣味の空間」を求める人も

近年のサウナに関する注目すべき動向をご紹介します。
建築市場株式会社は、過去3年以内に注文住宅を購入した308名を対象に、注文住宅購入者の後悔に関する実態調査を実施。調査結果から、住宅へのサウナ設置がどの程度求められているかがわかりました。
調査概要
調査名称:注文住宅購入者の後悔に関する実態調査
調査期間:2025年9月29日~2025年10月2日
調査対象:過去3年以内の注文住宅購入者
有効回答数:308名
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
掲載元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000168381.html
出典元:建築市場株式会社(URL:https://lp.kenchiku-ichiba.com/lp01)
注文住宅の満足度は56.5% 浮き彫りになる理想とのギャップ

まず、「今回建てた注文住宅にはどの程度満足していますか。」という質問に、半数を超える56.5%が「非常に満足している」と回答。一方で、4割以上は何らかの改善点や物足りなさを感じていることも浮き彫りとなりました。このことから、注文住宅においても理想と現実のギャップをゼロにすることの難しさが伺えます。不満な点として設計・施工の段階では読めない「住み始めてから気づく生活の細部」があるのかもしれません。
7割が後悔 不透明な見積りや予算オーバーなど

また、「注文住宅を購入してから現在まで、何らかの後悔やこうしておけばよかったと思うことはありますか。」との問いには、7割以上が「ある」と回答しました。後悔の内容としては「見積の内訳が不透明で価格の妥当性を判断できなかったこと」や「こだわりやちょっとした違和感を反映できなかった」、「当初予算を大幅にオーバーしてしまったこと」などが挙げられました。
不透明な見積もりや妥当性の判断ミスは、納得感のないまま契約を急いだ可能性が考えられます。後悔を最小限に抑えるには、徹底した比較検討と共に、どんな些細な疑問も解消できるパートナー選びが重要となります。
4人に1人が熱望した趣味の設備 日常の質を高めるサウナ

次に「もし予算に余裕があったとしたら、注文住宅の建築で「本当はやりたかったのに諦めたこと」はありましたか。」との質問には、「高性能な全館空調などの設備」や「耐震性などの住宅の性能」、「太陽光発電や蓄電池などのエコ設備」など、安全・快適に暮らすための設備に関する内容が目立ちました。
そんな中、「ガレージやサウナなど趣味の設備」も24.4%と全体の1/4を占めました。趣味の設備の中でも、特にサウナは「自宅でのととのい」を求める層から注目を集めたのではないでしょうか。住まいに癒やしを求める現代において、サウナはもはや単なる娯楽ではなく、日常の質を高める重要なピースになりつつあります。
まとめ:後悔しない家 サウナなど「趣味の空間」も重要
今回の調査結果から見えてきたのは、後悔のない家づくりには「単なるスペックの追求」を超えた、納得感のある選択が不可欠だということです。理想の住まいを形にする過程では、予算や性能の優先順位に悩む場面が多々あります。しかし、4人に1人が趣味の設備を望んだように、サウナをはじめとする「心からリラックスできる空間」への投資は、住んだ後の幸福度を大きく左右する要素と言えるでしょう。
日々の活力を生むサウナは、今や単なる贅沢品ではなく、健康維持に役立つ身近な設備となっているのではないでしょうか。


