【サウナ動向】サウナ文化の最前線!「サウナシュラン2025」発表

近年のサウナに関する注目すべき動向をご紹介します。

サウナクリエイティブ集団であるTTNE株式会社は、11月11日の「ととのえの日」に合わせて、『今行くべき全国のサウナ』を選出する「SAUNACHELIN 2025」(11施設)と、サウナ啓蒙活動に貢献した11名(団体・企業)を称える「Saunner of the Year 2025」を発表しました。

概要
「SAUNACHELIN」とは:「SAUNACHELIN(サウナシュラン)」は、既存の枠にとらわれず、革新的な取り組みを通じて、『新たなサウナの価値』を生み出した施設を選出し、『今行くべき全国のサウナ施設』として毎年11月11日に発表・表彰するアワードです。2018年に創設されて以来、今年で8年目を迎えます。
掲載元:国内最大のサウナアワード「SAUNACHELIN 2025」を11月11日”ととのえの日”に発表
SAUNACHELIN 2025:https://saunachelin.com/
目次

『SAUNACHELIN 2025』第1位は北海道の名宿

第1位に輝いたのは、北海道・道東にある自然・温泉・サウナが一体となった情緒豊かな宿「湯宿だいいち」。深い森と清流に抱かれた場所に位置し、自然と温泉とサウナが溶け合い、「境界のない時間」が流れる特別なお宿です。湯と熱、森と水音がまるで一つの生命体のように共鳴し、訪れる人々の生命そのものと響き合う感覚を呼び覚ましてくれます。
温泉とサウナという人気の組み合わせで、訪れる人々を癒してくれる「湯宿だいいち」。北の大自然を感じながら満喫できる、社長こだわりのサウナ室は高評価を獲得しました。

サウナの新時代の象徴となる東京の施設が第2位

『SAUNACHELIN 2025』第2位は東京・赤坂にある「サウナ東京」。都心の中心でありながら、サウナの新時代を象徴する地として多くのサウナーが通う施設です。この施設は、初受賞から最短3年で3度目の選出を果たし、堂々の殿堂入りを達成。都市型サウナの進化と未来を体現する存在であり、常にアップデートを重ねる姿勢も健在で、都心におけるサウナ体験を日々更新し続けています。
5種類のサウナ、3種類の水風呂があるこの施設は、自分に合ったサウナ体験が叶うという点で人気なのかもしれません。広々としたととのいスペースには、ととのいイスはもちろん、寝ころべる畳ベッドなどもあり、本格的なととのいを都内で24時間好きな時に体験できる施設となっています。

第3位は2024年オープンの埼玉の新スポット

『SAUNACHELIN 2025』第3位は、2024年9月に埼玉・所沢にオープンしたばかりの「温泉バルコニー King & Queen」。関東最大級のスケールで、特に7段構造の富士山溶岩ロウリュサウナは、段ごとに体感が変わる圧倒的な熱体験を提供します。その他にも、天然ハーブの香りが立ちこめるハーブスチームサウナや、肌をなめらかに整えてくれる塩サウナもあり、利用者はお好みのサウナ体験を楽しむことができます。
「温泉バルコニー King & Queen」では温泉・サウナのほかにも、充実したメニューから選べるフードコートもあり、サ飯も堪能できます。至れり尽くせりなこの施設をぜひ体験してみてください。

「Saunner of the Year 2025」も同時発表

今回、日本国内で、新たなサウナの価値を導き出し、サウナ文化の発展と向上のために尽力している個人・団体を表彰する「Saunner of the Year 2025」も発表されました。
サウナ専用に設計された腕時計として話題となったカシオ計算機開発の「サ時計」や、プライベート性・デザイン性・圧倒的なロケーションとの融合にこだわり、“ホテルでも別荘でもない、新しい滞在のかたち”を掲げる「NOT A HOTEL」などが選ばれました。

◾️「Saunner of the Year 2025」受賞者一覧(五十音順・敬称略)

  • 岩田リョウコ / 文筆家
  • OSAKA SOUND BARTHE
  • 川田直樹 / プロデューサー
  • サウナ王(太田広)/ 温浴施設コンサルタント
  • サ時計
  • しゃけのこ / アウフギーサー
  • 高島宗一郎 / 福岡市長
  • 武田玲奈 / 女優
  • 谷尻誠 / 建築家
  • NOT A HOTEL
  • Harvia×トヨタ自動車「水素サウナ」

まとめ:「SAUNACHELIN」が示す多様化するサウナ文化

「SAUNACHELIN 2025」の受賞施設を見ても、サウナ文化が単なる温浴から、自然との融合や都心での贅沢な体験、そしてエンターテインメントへと多様に進化していることが分かります。また、「Saunner of the Year」では、専用腕時計や革新的な宿泊施設など、サウナをめぐる周辺領域にも注目が集まっていることが示されました。
日本のサウナの「今」を体現するこれらの施設やプロダクトを体験し、あなたにとっての最高の「ととのい」を探してみてはいかがでしょうか。

執筆者

注文住宅会社での20年以上の経験とサウナ好きがこうじて、サウナストーブを独自企画。実際にフィンランドやエストニアへの視察を行い本場のサウナ文化を感じた上で、フィンランド式のサウナストーブを製品化。ストーブの販売から設置、ブース施工までお任せください!

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