ラッシュガードはサウナでも大活躍するってホント?メリットや選び方まで徹底解説

ラッシュガードと聞くと、海水浴やプール、マリンスポーツを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし近年、アウトドアサウナやテントサウナの普及により、サウナでもラッシュガードを着用する人が増えています。
実はラッシュガードは、サウナでの快適性を高めるだけでなく、安全に楽しむための便利なアイテムです。今回は、ラッシュガードの本来の役割から、サウナで着用するメリット、選び方のポイントまで詳しく解説します。

目次

ラッシュガードの役割とは

現在では海水浴やプール、川遊びのような様々なアウトドアシーンで活用されるようになったラッシュガード。改めて、ラッシュガードの役割について解説します。

紫外線対策・日焼け予防

強い紫外線から肌を守り、日焼けを防ぐことができます。日焼け止めのように塗り直しの手間がなく、汗や水で流れる心配もありません。
UPF(紫外線保護指数)の高いものを選ぶと、より高い効果が期待できます。

怪我の防止

海や川、プールなどで、岩場や水中の生物(クラゲなど)との接触による擦り傷や切り傷、刺傷を防ぎます。
サーフィンなどのマリンスポーツでは、ウェットスーツとの摩擦による肌の擦れを防ぐ目的でも着用されています。

冷え対策・防寒

水に濡れて体が冷えるのを防ぐ効果があります。速乾性に優れているため、水から上がった後も体が冷えにくいです。
ウェットスーツのインナーとして着用することで、保温性を高める効果もあります。

体型カバー

肌の露出を抑え、気になる二の腕やお腹周り、お尻のラインなどをさりげなくカバーできます。最近はおしゃれなデザインのものが増えており、ファッションアイテムとしても楽しめます。

サウナでラッシュガードを着るタイミングとは?

一般的なサウナのイメージからすると、水着やサウナハットを着ることはあっても、ラッシュガードはあまり馴染みがないかもしれません。
ラッシュガードは、サウナの際、以下のようなタイミングで着用するのがおすすめです。

サウナ室に入る時

特にテントサウナなど、ストーブとの距離が近いサウナでは、熱がダイレクトに伝わるのを防ぎます。また、ゆっくりと体を温めたい方や、肌の露出を抑えたい方にも適しています。

水風呂や外気浴の時

屋外にあるサウナの場合、水風呂や外気浴中に直射日光にさらされることがあります。ラッシュガードを着用することで、紫外線から肌を守る効果が期待できます。また、冬場など寒い時期には、外気浴中に体が冷えすぎるのを防ぐ防寒着としても役立ちます。

サウナでラッシュガードを着るメリットとは?

サウナでのラッシュガード着用にはメリットとデメリットの両方があります。主に、どのようなサウナを利用するかによって、その評価は変わってきます。

サウナでのラッシュガード着用のメリット

  • 日焼け対策
    特に、屋外にあるサウナ(テントサウナやアウトドアサウナなど)では、水風呂や外気浴中に直射日光にさらされることがあります。ラッシュガードは紫外線から肌を守るのに役立ちます。
  • 体型カバー
    肌の露出を抑えたい方にとって、ラッシュガードは体型をカバーするのに有効です。
  • 火傷防止
    テントサウナなど、ストーブとの距離が近いサウナでは、熱から肌を守る効果があります。肌が焼けるような感覚が苦手な方にも適しています。
  • 怪我防止
    川や海を水風呂として利用する場合、流れてきた枝やゴミなどによる怪我を防ぐ効果も期待できます。
  • 防寒
    冬のアウトドアサウナでは、外気浴中に体が冷えすぎるのを防ぐために、ラッシュガードを羽織るのも有効です。

サウナでのラッシュガード着用のデメリット

  • 体の冷え
    ラッシュガードは水に濡れると、外気浴時に体が冷えやすくなる可能性があります。特に、布面積の広い長袖やトレンカなどは、体温が奪われやすいため、避けた方が良いという意見もあります。
  • 衛生面
    施設のルールによっては、ラッシュガードの着用が認められない場合があります。施設を利用する際は、事前にルールを確認しましょう。

サウナでラッシュガードを使う場合の注意点とは?

サウナでラッシュガードを着用する際、自身の利用する環境や体調に合わせて適切にラッシュガードを活用する必要があります。サウナでラッシュガードを使う際の注意点は以下の通りです。

  • 施設のルールを確認する
    多くの公衆浴場や温浴施設では、衛生上の理由から水着やラッシュガードの着用が禁止されている場合があります。事前に施設のWEBサイトを確認するか、受付で尋ねるようにしましょう。
  • 体調管理に注意する
    ラッシュガードは水に濡れると、特に外気浴中に体が冷えやすくなることがあります。夏場は気になりにくいかもしれませんが、冬場は体が冷えすぎて「ととのう」どころか、体調を崩す原因になることもあります。外気浴の時だけ着用するなど、自身の体調に合わせて調整しましょう。
  • ラッシュガードの種類を選ぶ
    長袖や厚手のラッシュガードは、体が温まりにくかったり、逆に冷えやすかったりすることがあります。サウナの熱を感じたい場合は、薄手のものや半袖を選ぶ方が良いでしょう。
  • 衛生面への配慮
    ラッシュガードは、サウナ室の座面や水風呂に入る際に、汗や汚れがつく可能性があります。清潔な状態を保つために、使用後はしっかりと洗い、乾燥させることが重要です。

サウナで着用するラッシュガードの選び方

快適に、そして安全にサウナを楽しむためのラッシュガード選びはとても重要です。
サウナで着用するラッシュガードを選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。

素材と速乾性

  • 速乾性重視
    サウナで汗をかき、水風呂に入ることを考えると、速乾性に優れた素材は必須です。ポリエステルやナイロンなどの合成繊維が一般的で、水を含んでもすぐに乾き、体の冷えを防いでくれます。
  • 薄手の生地
    厚手の生地は熱がこもりやすく、サウナ室内で暑すぎたり、水に濡れた際に体が冷えすぎたりする可能性があります。薄手で通気性の良いものを選びましょう。

デザインと露出度

  • 体型カバー
    肌の露出を抑えたい場合は、長袖や半袖、または上下セットになったものがおすすめです。最近はおしゃれなデザインのラッシュガードも増えているので、ファッションアイテムとしても楽しめます。
  • 着脱しやすさ
    サウナ、水風呂、外気浴と、シーンによって着脱を繰り返す場合があるため、ジップアップタイプなど着脱しやすいものが便利です。
  • 金具・装飾の有無
    サウナ室内は高温になるため、金具やプラスチック製の装飾が付いているものは避けるべきです。やけどの危険があるだけでなく、熱で変形する可能性もあります。シンプルなデザインを選びましょう。

UVカット機能(UPF)

テントサウナやアウトドアサウナなど、屋外での利用を想定している場合は、UVカット機能(UPF)の高いものを選びましょう。水風呂や外気浴中に直射日光に当たる場合でも、肌を守ることができます。UPF50+などの表記があるものがおすすめです。

サイズ感

ゆったりすぎると水に濡れた際に体にまとわりつきやすく、動きにくくなることがあります。かといって、きつすぎるとリラックスできません。適度なフィット感があるものを選ぶのが理想です。

まとめ:ラッシュガードでサウナをもっと快適に!

今回ご紹介した注意点を踏まえ、ラッシュガードを正しく活用することで、サウナをより快適に、安全に楽しむことができるでしょう。最近では、サウナでラッシュガードを利用する人が増え、多様なサウナスタイルが生まれています。ぜひ、自身のサウナスタイルに合わせて、ラッシュガードの新たな活用法を試してみてはいかがでしょうか。

執筆者

注文住宅会社での20年以上の経験とサウナ好きがこうじて、サウナストーブを独自企画。実際にフィンランドやエストニアへの視察を行い本場のサウナ文化を感じた上で、フィンランド式のサウナストーブを製品化。ストーブの販売から設置、ブース施工までお任せください!

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