不調を感じやすい梅雨シーズン！梅雨の体調改善に期待できるサウナの効果とは

2025年6月19日

しとしと雨が続き、気分までどんよりしがちな梅雨の季節。実は、この時期に体調不良を感じる人は少なくありません。なぜ梅雨は私たちにこれほど影響を与えるのでしょうか？そんな憂鬱な季節の体調管理に効果が期待できるのがサウナです。
今回は梅雨に起きやすい心身の不調やその原因、梅雨の不調を改善へ導くサウナの効果などを詳しく解説していきます。

梅雨の時期に起きやすい不調とは？

オールジャンル型の比較サイト「WeChoice」が実施した「梅雨時期の不調」に関するアンケート調査によると、調査対象の20代以上の男女100名のうち、9割を超える人が「梅雨の時期に体調の変化を感じたことがある」と回答したそうです。

梅雨の時期は、身体的・精神的に様々な不調が起こりやすくなります。これらの不調は総称して「梅雨だる」や「気象病」と呼ばれることもあります。

身体的な不調

梅雨の時期、身体的には以下のような不調が起こりやすくなります。

だるさ・倦怠感・疲労感
低気圧が続くと副交感神経が優位になりやすく、活動量が減少することで、だるさや強い眠気を感じやすくなります。また、湿度が高く汗が蒸発しにくいため、体温調節がうまくいかず、体内に熱がこもりやすくなることも原因となります。
頭痛・頭重感
低気圧による気圧の変化が、内耳にあるセンサーを刺激し、自律神経の乱れを引き起こすことで、頭痛や頭が重い感覚が生じやすくなります。特に偏頭痛持ちの方は症状が悪化しやすい傾向にあります。
むくみ
湿度が高いため、汗や尿として体内の水分が排出されにくくなり、体内に余分な水分が溜まりやすくなります。これにより、顔や手足のむくみが生じます。
肩こり・関節痛・古傷の痛み
体内の水分代謝が悪くなることや、血行不良が原因で、肩こりや首の痛み、関節痛が悪化したり、過去の古傷がうずくように痛むことがあります。
消化器系の不調（胃もたれ、食欲不振、下痢・軟便）
湿気が体内の水分代謝を滞らせることで、胃腸の働きが低下し、消化不良を起こしやすくなります。
めまい・ふらつき・耳鳴り
気圧の変化が内耳に影響を与えることで、平衡感覚に異常が生じ、めまいやふらつき、耳鳴りが起こりやすくなります。

精神的な不調

梅雨の時期、起こるのは身体的な不調ばかりではありません。梅雨は精神的にも様々な影響を及ぼします。

気分の落ち込み・うつ状態
日照時間が短いことで、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が減少し、気分が落ち込みやすくなります。イライラしたり、やる気が出なかったり、集中力が低下することもあります。
不眠・睡眠の質の低下
気圧の変化や湿度、体温調節の不調により自律神経が乱れ、夜になっても体がリラックスしきれず、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりすることがあります。

梅雨の時期の不調の主な原因

梅雨の時期の不調の原因としては、以下が挙げられます。

気圧の変化
低気圧が続くことで、自律神経のバランスが乱れ、身体に様々な影響が出ます。
高い湿度
湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体内の水分が滞りがちになります。これがむくみやだるさ、消化不良の原因となります。
気温の急激な変化
梅雨は気温が上がったり下がったりと不安定なため、体が気温差に対応しようとしてストレスがかかり、自律神経の乱れに繋がります。
日照時間の減少
太陽光を浴びる時間が減ることで、気分を安定させるセロトニンの分泌が減り、精神的な不調を招きやすくなります。
活動量の減少
雨が続くことで外出や運動の機会が減り、血行不良やストレスが溜まりやすくなります。

梅雨の不調に効果が期待できるサウナ

梅雨の時期のサウナは、通常のサウナ効果に加えて、梅雨特有の不調の改善に特に効果が期待できます。具体的には以下のような効果が得られます。

むくみの改善

サウナでしっかり発汗することで、余分な水分や老廃物が体外に排出され、むくみの改善に繋がります。

自律神経のバランス調整

気圧の変化により自律神経のバランスが乱れやすくなるため、だるさや疲労感、頭痛、気分の落ち込みといった不調を感じることがあります。
サウナと水風呂、そして休憩を繰り返す「温冷交代浴」は、自律神経の調整機能を高める効果があります。交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになることで、心身のバランスが整い、不調の軽減が期待できます。

ストレス解消・リフレッシュ

サウナで汗をかくことで得られる爽快感や、リラックス効果のあるホルモン（β-エンドルフィンなど）の分泌により、ストレス解消や気分のリフレッシュに繋がります。雨音をBGMにサウナを楽しむことで、より深いリラックス効果が得られることもあります。

疲労回復

サウナによる温熱効果で血行が促進され、全身の血流が良くなります。これにより、筋肉に溜まった疲労物質の排出が促され、疲労回復が早まります。

睡眠の質の向上

サウナで一時的に体温を上げることで、その後の体温が下がる際にスムーズに深い眠りに入りやすくなります。梅雨の不調で寝つきが悪くなることがある場合でも、サウナは安眠効果が期待できます。

梅雨の時期にサウナを楽しむポイント

梅雨の時期、以下のポイントを押さえて、上手にサウナの効果を実感してみてください。

無理のない範囲で楽しむ
特に、急激な温度変化は体に負担をかける場合があるので、体調に合わせて無理なく利用しましょう。
水分補給をしっかりと
発汗量が増えるため、サウナ前後に十分な水分補給を心がけましょう。
外気浴の工夫
梅雨時期は外が肌寒いこともあるため、無理に屋外での外気浴にこだわる必要はありません。休憩スペースや浴室での休憩でも十分に「ととのう」効果は得られます。