【自宅サウナを作ろう!】照明はどうする?費用を抑える方法も!
1. はじめに:自宅サウナの魅力と照明の重要性
近年、人気が高まっているサウナですが、毎日通うのはなかなか難しいという方もいるのではないでしょうか。自宅にサウナがあれば、好きな時に好きなだけサウナを楽しむことができます。自分のペースでサウナに入り、心身ともにリフレッシュできるのは、自宅サウナならではの魅力です。
自宅サウナを設計する上で、照明選びは重要な要素の一つです。照明はサウナ室の雰囲気を大きく左右するだけでなく、安全性やリラックス効果にも影響を与えます。
例えば、暖色系の照明はリラックス効果を高め、心身を解きほぐす効果が期待できます。一方、白色系の照明は空間を明るく広く見せる効果があります。このように、照明の色温度によってサウナ室で得られる効果が変わってきます。
また、照明の配置によってもサウナ室の印象は大きく変わります。天井に埋め込むダウンライトはスッキリとした印象を与え、間接照明はリラックス効果を高めるやわらかな光を演出できます。
自宅サウナに最適な照明を選ぶことで、より快適で満足度の高いサウナ体験を実現できます。
2. 自宅サウナ照明を選ぶ上での注意点
高温多湿環境への対応
サウナ室は高温多湿な環境になるため、照明器具選びには注意が必要です。高温多湿に耐えられない素材を使用していると、故障や劣化の原因になります。照明を選ぶ際には、以下の点を事前に確認しましょう。
項目 | 詳細 | 確認方法 |
---|---|---|
耐熱性 | 照明器具が高温に耐えられるか | 製品仕様の確認(耐熱温度の記載) |
防湿性 | 照明器具が湿気に強いか | 製品仕様の確認(防湿・防滴性能の等級) |
材質 | 樹脂部分などが熱で変形しないか | 製品仕様の確認(材質の記載) |
特に、サウナ室内の天井近くに設置する照明は、直接水がかかったり、高い温度にさらされる可能性があります。そのため、より高い耐熱性・防湿性が求められます。製品情報やカタログをよく確認し、サウナ室での使用に適した照明を選びましょう。わからない場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
防水性の確認
サウナ室は高温多湿な環境になるため、照明器具を選ぶ際には防水性が非常に重要です。防水機能が不十分な照明器具を使用すると、故障や漏電の原因になるだけでなく、感電などの危険性もあります。
照明器具の防水性能は、 IPコード で表されます。IPコードは、「IP」の後に続く2桁の数字で防水・防塵のレベルを示します。
IPコード | 保護等級 | 説明 |
---|---|---|
IP65 | 防塵形/噴流水形 | ほこりの侵入を完全に防ぎ、家庭用のシャワー程度の水流であれば耐えられる |
IP67 | 防塵形/水中形 | ほこりの侵入を完全に防ぎ、一定の圧力下で短時間水没しても浸水しないが、噴流水への耐性は保証されていない |
IP68 | 防塵形/水中形 | ほこりの侵入を完全に防ぎ、IP67よりも強い水圧・長い時間の水没に耐えられる |
サウナ室のような高温多湿な環境では、少なくともIP65以上の防水性能 を持つ照明器具を選びましょう。心配な場合は、電気工事店などに相談して適切な照明器具を選んでください。安全なサウナを楽しむためにも、防水性能は必ず確認するようにしましょう。
照明の明るさと色温度
サウナ室における照明の明るさと色温度は、リラックスできる空間を作る上で重要な要素です。適切な明るさと色温度を選ぶことで、より快適なサウナ体験を得ることができます。
明るさ | 色温度 | 雰囲気 |
---|---|---|
暗め | 暖色系(2600K~3000K) | リラックス効果が高く、落ち着いた雰囲気 |
明るめ | 寒色系(6000K~7000K) | 気分をリフレッシュしたい場合に最適 |
一般的に、サウナ室ではリラックス効果を高めるために、暖色系で少し暗めの照明が好まれます。 しかし、サウナ室で読書などを楽しみたい場合は、ある程度の明るさが必要となります。 また、色温度は好みによって選ぶと良いでしょう。
電気工事の必要性
サウナ室の照明を設置する際には、電気工事が必要となるケースがあります。 安全のため、そして法的な観点からも、電気工事が必要かどうか事前に確認し、資格を持つ電気工事士に依頼しましょう。
工事内容 | 電気工事士の資格が必要か |
---|---|
照明器具の設置 | 場合による |
コンセントの設置 | 必要 |
配線工事 | 必要 |
照明器具の設置だけなら、電気工事士の資格が不要な場合もあります。 例えば、天井に埋め込むタイプの照明器具を取り付ける場合は、電気工事士の資格が必要です。 一方、コンセントに差し込むだけの照明器具であれば、電気工事士の資格は不要です。 しかし、電気工事の知識がないまま作業を行うのは大変危険です。 必ず専門業者に相談し、安全に工事を進めていきましょう。
3. 自宅サウナにおすすめの照明
LEDテープライト:設置の自由度が高く、空間を広く見せる効果も
LEDテープライトは、自由な長さにカットして設置できるため、サウナ室の形状やサイズに合わせて照明を調整できます。天井や壁面に沿って設置したり、サウナストーンの周りに設置したりと、アイデア次第で様々な演出が可能です。
メリット | デメリット | 設置場所例 |
---|---|---|
自由度が高い設置が可能 | カットする必要がある場合がある | 天井、壁面、サウナストーン周り |
空間を広く見せる効果 | 明るさが足りない場合がある | |
省エネ |
また、間接照明として活用することで、サウナ室をより広く見せる効果も期待できます。LEDテープライトは、他の照明器具と比べて消費電力が低いため、省エネにも貢献します。サウナ室の照明として人気の高い選択肢と言えるでしょう。
ダウンライト:天井に埋め込むことでスッキリとした印象に
ダウンライトは、天井に埋め込んで設置するタイプの照明です。サウナ室にダウンライトを選ぶメリットは、そのスッキリとした見た目と、空間を広く見せる効果にあります。照明器具が目立たないので、サウナ室全体をすっきりと見せたいという方におすすめです。
項目 | 説明 |
---|---|
メリット | – スッキリとした見た目 – 空間を広く見せる効果 – 天井面と一体化するため、圧迫感を与えにくい |
デメリット | – 設置に工事が必要 – 照明角度の調整が難しい場合がある |
おすすめポイント | – ミニマルなデザインを好む方 – サウナ室を広く見せたい方 |
ダウンライトを選ぶ際には、光の色温度にも注目しましょう。暖色系はリラックス効果を高め、寒色系は空間を広く見せる効果があります。ご自身の好みに合わせて、適切な色温度のダウンライトを選びましょう。
ペンダントライト:サウナ室のデザインのアクセントに
ペンダントライトは、天井から吊り下げるタイプの照明です。サウナ室のデザインのアクセントとして、おしゃれな空間を演出したい場合におすすめです。
ペンダントライトを選ぶ際には、サウナ室のテーマに合ったデザインや素材のものを選びましょう。
テーマ | 素材 | デザイン例 |
---|---|---|
和風 | 竹 | 提灯型 |
モダン | 金属 | 幾何学模様 |
ナチュラル | 木 | シンプルな球体 |
ペンダントライトは、他の照明器具と組み合わせることで、より効果的にサウナ室の雰囲気を向上させることができます。
例えば、天井にダウンライトを設置して全体を明るく照らしつつ、ペンダントライトで浴室のシンボルとなるような空間を作ることができます。
サウナ室のデザインのアクセントとして、ペンダントライトの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
間接照明:リラックス効果を高めるやわらかな光を演出
サウナ室に間接照明を取り入れると、やわらかな光がサウナ室全体を包み込み、よりリラックス効果を高めることができます。天井や壁、床などに光を当てることで、空間に広がりを感じさせる効果もあります。
間接照明には、以下のような方法があります。
照明方法 | 特徴 |
---|---|
コーニス照明 | 天井と壁の間に照明を埋め込み、天井側に光を当てることで、天井を高く見せる効果があります。 |
コーブ照明 | 壁の上部に照明を埋め込み、天井側に光を当てることで、空間全体をやさしく照らします。 |
アップライト | 床に設置した照明を天井や壁に当てることで、空間の広がりを強調できます。 |
ライトパイプ | 光ファイバーを使って光を届ける方法で、自由な場所に光を届けることができます。 |
照明の色温度は、暖色系を選ぶとリラックス効果が高まります。また、調光機能付きの照明を選べば、その時の気分に合わせて明るさを調整できます。
4. 照明費用を抑える方法
電球のみ交換できる照明器具を選ぶ
照明器具を選ぶ際には、電球だけを交換できるタイプを選ぶことも費用を抑えるポイントです。一体型の照明器具の場合、電球が切れてしまったら器具ごと買い替える必要があります。しかし、電球交換式であれば、電球が切れた場合でも電球だけを交換すれば良いので、長期的に見て費用を抑えられます。
照明の種類 | メリット | デメリット | 費用 |
---|---|---|---|
一体型 | 購入費用が安い場合がある | 電球が切れたら器具ごと交換 | 安価~高価 |
電球交換式 | 電球交換のみで済むため、長期的に見ると経済的 | 初期費用が割高な場合がある |
電球の種類も、白熱電球、蛍光灯、LED電球など様々な種類があります。それぞれの特徴を理解し、サウナ室の環境や好みに合わせて選ぶようにしましょう。
省エネ効果の高いLED照明を採用する
サウナ室の照明をLEDにすることで、電気代の節約につながります。LED照明は、従来の白熱電球や蛍光灯と比べて消費電力が少なく、長寿命であることが特徴です。
照明の種類 | 消費電力 | 寿命 |
---|---|---|
白熱電球 | 60W | 1,000時間 |
蛍光灯 | 14W | 6,000時間 |
LED電球 | 7W | 40,000時間 |
上記表のように、LED電球は白熱電球と比べて消費電力が約1/9、寿命は約40倍と、大きな差があります。そのため、長期的に見るとLED照明の方が経済的と言えるでしょう。 また、LED照明は発熱量が少なく、サウナ室内の温度上昇を抑えられる点もメリットです。
タイマー機能を活用して無駄な点灯時間を削減する
照明器具を選ぶ際には、タイマー機能の有無も確認しておきましょう。タイマー機能があれば、無駄な点灯時間を減らせるので、省エネに繋がります。
例えば、以下のように設定しておけば、点け忘れや消し忘れを防ぐことができます。
時間帯 | 設定内容 |
---|---|
サウナに入る前 | サウナ室の照明を点灯する |
サウナから出た後 | 一定時間後に自動で消灯する |
タイマー機能付きの照明器具は、最近では手頃な価格で購入できるものも多いので、ぜひチェックしてみてください。
5. 照明以外でサウナ室の雰囲気を上げる方法
アロマ:香りでリラックス効果アップ
サウナ室にアロマを取り入れると、好みの香りに包まれながら、よりリラックス効果を高めることができます。
方法 | 説明 | 注意点 | おすすめ |
---|---|---|---|
アロマオイルを垂らす | サウナストーンにアロマオイルを数滴垂らす | 熱で香りが広がる | ラベンダー、ユーカリ |
アロマウォーターを使用する | 水にアロマオイルを数滴混ぜたものを、サウナストーンにかける | オイルよりも香りがマイルド | ペパーミント、ティーツリー |
ただし、アロマオイルは種類によってはサウナストーンに悪影響を与える可能性があるので、使用する際は注意が必要です。心配な場合は、アロマウォーターの使用をおすすめします。
サウナ室にアロマの香りをプラスして、心身ともに癒される特別な空間を作ってみましょう。
サウナストーン:熱を効率的に伝え、ロウリュも楽しめる
サウナストーンは、サウナストーブの上に置かれ、熱を蓄え、効率的に室内に伝える役割を担っています。ロウリュを楽しむ際にも欠かせない存在です。
項目 | 説明 |
---|---|
素材 | 火成岩が一般的。蓄熱性が高く、急激な温度変化にも強い |
形状 | 丸い形状が多い。熱が均等に伝わりやすい |
大きさ | 様々なサイズが販売されている。サウナストーブのサイズに合わせて選ぶ |
サウナストーンを選ぶ際には、素材や形状、大きさに注意しましょう。 また、定期的にサウナストーンの状態をチェックし、汚れがひどい場合や割れている場合は交換することが大切です。ロウリュを行う場合は、アロマオイルを垂らすことで、よりリラックス効果を高めることができます。
サウナハット:のぼせ防止に
サウナハットは、サウナ室内の高温から頭部を守るための帽子です。 熱による頭痛やのぼせ防止に効果があり、快適にサウナを楽しむために欠かせないアイテムと言えるでしょう。 素材は、吸湿性・耐久性に優れたウールやフェルト、速乾性に優れたリネンなどが一般的です。
素材 | 特徴 |
---|---|
ウール | 吸湿性・保温性が高い |
フェルト | ウールより安価で耐久性も高い |
リネン | 通気性・速乾性に優れている |
サウナハットのデザインも豊富で、シンプルなものから個性的なものまで様々です。 お気に入りのサウナハットを見つけて、より快適なサウナタイムを過ごしましょう。
6. まとめ:自分だけのサウナ室作りを楽しもう!
ここまで、自宅サウナの照明について、注意点や選び方、費用を抑える方法などをご紹介してきました。
項目 | 詳細 |
---|---|
高温多湿への対応 | 防水性が高い照明を選ぶ |
照明の色温度 | リラックス効果の高い暖色系がおすすめ |
費用を抑える | LED照明やタイマー機能の活用 |
記事でご紹介した内容を参考に、安全面に配慮しながら、ぜひご自身の好みに合った照明を選んでみてください。照明一つで、サウナ室の雰囲気は大きく変わります。自分だけの特別な空間を作り上げて、心身ともに癒されるサウナタイムを満喫しましょう!