自宅にサウナ!? 話題のドーム型サウナとは何か、徹底解説!

目次

1. はじめに:自宅でサウナが楽しめる時代?!

サウナ愛好家は、日々サウナに通い詰め、「サ活」という言葉も生まれています。

用語説明
サウナフィンランド発祥の、蒸気浴によって心身をリラックスさせる入浴方法のこと。
サ活「サウナ活動」の略。サウナに入ったり、水風呂に入ったり、休憩を挟んだりすることを繰り返す活動のこと。

これまでサウナといえば、銭湯やスポーツジム、宿泊施設などに設置されているのが一般的でした。しかし最近では、自宅で手軽にサウナを楽しめる「ドーム型サウナ」が注目を集めています。

次の章では、従来のサウナと比較しながら、話題のドーム型サウナについて詳しく解説していきます。

2. 話題のドーム型サウナとは?

(1)従来のサウナとの違い

従来型のサウナといえば、温浴施設などをイメージする方が多いのではないでしょうか。個室などの限られた空間に設置された、大きく場所をとるイメージを持つ方もいるかもしれません。

ドーム型サウナは、従来型のサウナとは形状や設置方法、そして機能面においても異なる点が多くあります。

項目従来型サウナドーム型サウナ
形状部屋型ドーム型
設置場所温浴施設など自宅など
スペース広い比較的狭い
加熱方法石を熱するなど電気ヒーターなど
温度調節施設による比較的容易

従来型のサウナに比べて、ドーム型サウナはコンパクトで設置スペースを選ばない点が特徴です。また、電気ヒーターなどを用いることで、温度調節がしやすく、自宅でも手軽にサウナを楽しむことができるようになっています。

(2)ドーム型のメリット・デメリット

ドーム型サウナは、従来型のサウナと比べてコンパクトで設置しやすいというメリットがある一方、サイズが小さいことによるデメリットも存在します。

メリットデメリット
省スペースで設置できる一度に利用できる人数が少ない
軽量で移動が簡単 閉塞感を感じやすい
組み立て式で収納も可能
価格が比較的安い

ドーム型サウナは、1~2人用のものが多く、家族や大人数で利用するには不向きです。また、空間が狭いため、閉塞感を感じやすいという声も聞かれます。設置場所や利用人数、サウナの目的に合わせて、従来型のサウナと比較検討することをおすすめします。

3. ドーム型サウナの導入メリット

(1)手軽に設置、移動も可能

ドーム型サウナは、従来のサウナと比較して、設置や移動が手軽なのも大きなメリットです。

多くの製品が、工具不要で簡単に組み立てられるように設計されており、女性一人でも設置が可能です。また、軽量でコンパクトなものが多いため、使いたい場所に簡単に移動できます。

メリット説明
工具不要で組み立て簡単部品を組み合わせるだけで、誰でも簡単に組み立てられます。
女性一人でも設置可能軽量で扱いやすい設計なので、力に自信がない方でも安心です。
軽量・コンパクトで移動も楽々使わない時は収納したり、別の部屋に移動したりと、ライフスタイルに合わせて自由に設置場所を変えられます。

このように、ドーム型サウナは、従来型のサウナに比べて設置や移動が圧倒的に簡単なので,賃貸住宅にお住まいの方や、設置スペースに限りがある方でも導入しやすい点が魅力です。

(2)省スペースで設置できる

ドーム型サウナの魅力として、そのコンパクトさが挙げられます。従来型のサウナに比べて、設置に必要なスペースが格段に小さいため、マンションなどの限られた居住空間でも導入しやすい点がメリットです。

設置場所例必要な広さ
リビングや寝室の一角1~2畳
バルコニー2畳~
2畳~

上記はあくまで目安であり、設置するドームサウナのサイズによって必要な広さは異なります。 収納式のドームサウナであれば、使用時以外はコンパクトに畳んでおくことができるため、さらに省スペース化を実現できます。

(3)短時間で温まる

ドーム型サウナは、その構造上、従来型のサウナ室に比べて温まるまでの時間が短い点がメリットとして挙げられます。

従来のサウナ室とドーム型サウナの温まるまでの時間の目安を比較してみましょう。

サウナの種類温まるまでの時間
従来型サウナ室約30分~1時間
ドーム型サウナ約10分~20分

この表からもわかるように、ドーム型サウナは従来型のサウナ室と比較して、約3分の1から2分の1の時間で温まることができます。

これは、ドーム型の構造によって熱が効率的に内部に伝わりやすくなっているためです。 従来型のサウナ室のように広い空間を加熱する必要がないため、短時間で設定温度まで到達することができます。

この「短時間で温まる」というメリットは、忙しい現代人にとって非常に魅力的と言えるでしょう。

(4)経済的

ドーム型サウナは、従来型のサウナと比較して経済的な点も魅力です。

項目ドーム型サウナ従来型サウナ
初期費用数万円~20万円程度数百万円~
維持費用1回あたり数十円程度1回あたり数百円程度
設置スペース不要必要

上記表の通り、ドーム型サウナは初期費用を抑えられるだけでなく、ランニングコストも従来型サウナより安価に抑えられます。

さらに、自宅に設置するため、毎回のサウナ施設への移動費用も不要になります。毎日のようにサウナを楽しむヘビーユーザーであれば、長い目で見て大きなコストカットにつながるでしょう。

4. ドーム型サウナの種類と選び方

(1)素材で選ぶ

ドーム型サウナに使用されている素材は、大きく分けて以下の3種類です。それぞれの特徴を踏まえて、自分に合ったものを選びましょう。

素材特徴メリットデメリット
ポリエステル* 比較的安価 * 軽量で持ち運びしやすい* 手軽に購入できる * 設置場所を選ばない* 耐久性が低い * 高温に弱い場合がある
コットン* 通気性が良い * 肌触りが良い* 長時間快適に使用できる * 結露しにくい* 価格がやや高め * 重量がある
PVC* 防水性が高い * 耐久性に優れている* 屋外でも使用できる * 長持ちする* 価格が高い * 通気性が悪い

素材によって、価格や耐久性、使い心地が大きく変わるため、購入前にしっかりと確認することが大切です。

(2)機能で選ぶ

ドーム型サウナは、製品によって様々な機能が搭載されています。 目的に合った機能があるかどうかも、サウナ選びの重要なポイントです。 主な機能を以下の表にまとめました。

機能説明
温度調節機能好みや体調に合わせてサウナ内の温度を調節できる機能
タイマー機能設定時間になると自動で電源が切れる機能。安全性の観点からも重要な機能
スチーム機能サウナストーンに水をかけ、蒸気を発生させる機能。ロウリュを楽しみたい方におすすめ
アロマ機能アロマオイルを使用できる機能。サウナの香りを楽しみながらリラックス効果を高められる
遠赤外線機能遠赤外線による温熱効果で体の芯から温まる機能。発汗作用促進効果も期待できる
電気代節約機能消費電力を抑え、電気代を節約できる機能

これらの機能は、製品によって搭載されているものとそうでないものがあります。 購入前に必ず確認するようにしましょう。

(3)価格帯で選ぶ

ドーム型サウナは、価格帯によって使用されている素材や機能が異なります。予算に合わせて選ぶことが大切です。

価格帯特徴
~5万円手軽に購入できる価格帯です。素材はPVCやポリエステルなどが多いです。機能はシンプルなものが中心です。
5~10万円ある程度の機能が備わったモデルが増えてきます。素材はPVCやポリエステルに加え、一部に断熱性の高い素材が使われている場合もあります。
10万円~高機能なモデルが多く、素材や機能にこだわって選びたい方におすすめです。素材は断熱性・耐久性に優れたものが多く、機能面も充実しています。

安価なモデルは、機能がシンプルで耐久性が低い場合もありますが、まずはドーム型サウナを試してみたいという方におすすめです。予算に余裕がある場合は、耐久性や機能性に優れた高価格帯のモデルを選ぶと、より快適なサウナ体験ができます。

5. ドーム型サウナの効果的な使い方

(1)温度と時間の目安

ドーム型サウナは、その構造上、短時間で高温になるのが特徴です。しかし、快適かつ安全にサウナを楽しむためには、適切な温度と時間設定が重要となります。

一般的なドーム型サウナの温度と時間目安は以下の通りです。

温度時間
60~70℃5~10分
70~80℃5~8分
80~90℃3~5分

ただし、あくまで目安であり、体質や体調によって個人差があります。初めて使用する際は、低い温度から始め、徐々に時間を延ばしていくようにしましょう。また、少しでも体調が悪い場合は使用を控えましょう。

サウナの効果を最大限に引き出すためには、無理のない範囲で、こまめな水分補給をしながらサウナを楽しむことが大切です。

(2)サウナの効果を最大限に引き出す方法

ドーム型サウナの効果を最大限に引き出し、心身ともにリフレッシュするためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。

ポイント内容
事前準備水分補給をしっかりと行いましょう。空腹状態や満腹状態での利用は避け、体調の良い時に。
温度と時間の調整無理せず、ご自身のペースに合わせて温度と時間を調整しましょう。
水風呂との併用サウナと水風呂を交互に利用することで、血行促進効果が期待できます。
休憩サウナ後は、十分な休憩を取りましょう。
アロマの使用リラックス効果を高めるために、アロマオイルなどを活用するのもおすすめです。(※素材によっては使用できないアロマオイルもあります。取扱説明書をよく確認しましょう。)

これらのポイントを意識することで、より快適で効果的なサウナ体験を実現できます。

(3)使用上の注意点

快適かつ安全にドーム型サウナを楽しむためには、いくつかの注意点を守ることが大切です。

注意点内容
使用時間長時間連続で使用しない。体調に合わせてこまめな休憩を取りましょう。
水分補給発汗による脱水症状を防ぐため、こまめに水分補給を行いましょう。
飲酒後の使用飲酒後の使用は避けましょう。
持病のある方の使用持病のある方は、事前に医師に相談しましょう。
換気定期的に換気を行いましょう。
子供やペットの利用子供やペットだけで使用させないようにしましょう。 また、サウナ内で遊ばせないようにしましょう。
電気系統の確認使用前に電気系統に異常がないか確認しましょう。
火災予防可燃物をサウナ内に置かないようにし、火災報知器の設置などの対策を行いましょう。

これらの注意点を守り、安全にドーム型サウナをお楽しみください。

6. ドーム型サウナの購入ガイド

(1)購入前に確認すべきポイント

ドーム型サウナは、設置場所や使用シーン、予算などを考慮して選ぶことが大切です。購入前に以下のポイントを参考に、自分にぴったりのドーム型サウナを見つけましょう。

確認ポイント内容
サイズ・設置スペース使用人数や設置場所に応じて適切なサイズを選びましょう。
素材耐熱性や耐久性、デザイン性などを考慮して選びましょう。
加熱方式電気式やガス式など、使用環境に合った加熱方式を選びましょう。
温度設定好みや目的に合わせて、適切な温度設定ができるか確認しましょう。
機能タイマー機能や温度調節機能など、必要な機能が備わっているか確認しましょう。
価格予算に合わせて、機能や性能を比較検討しましょう。
メーカー・ブランド製品保証やアフターサービスなども考慮して、信頼できるメーカー・ブランドを選びましょう。
レビュー・口コミ実際に使用した方のレビューや口コミを参考に、使い勝手や満足度を確認しましょう。

これらのポイントを踏まえることで、後悔のないドーム型サウナ選びができます。

(2)価格相場

ドーム型サウナは、素材や機能、メーカーによって価格が大きく異なります。 おおよその価格帯は以下の通りです。

価格帯特徴
〜5万円比較的安価なエントリーモデルが多い。機能は限定的である場合もある。
5〜10万円素材や機能が充実したモデルが増える。
10万円〜高機能・高耐久性のハイスペックモデルが多い。

素材別に見ると、ポリエステル製のものが最も安価な傾向があります。 一方、テントサウナのような本格的な素材や構造のものは高価格帯になる傾向があります。 機能面では、温度調節機能やタイマー機能などが付いていると価格は高くなります。

購入する際には、予算と必要な機能を考慮して選ぶようにしましょう。

7. まとめ:ドーム型サウナで快適なサウナライフを!

ドーム型サウナは、自宅で手軽にサウナを楽しみたいという方にとって、魅力的な選択肢と言えるでしょう。従来のサウナに比べて、設置スペースやコストを抑えながら、本格的なサウナ体験を手軽に楽しむことができます。

本記事では、ドーム型サウナの特徴や選び方、使い方、購入ガイドなどを詳しく解説しました。 今回の記事を参考にしていただき、ぜひご自宅にドーム型サウナを導入し、快適なサウナライフを満喫してください。

項目内容
メリット手軽な設置、省スペース、短時間加熱、経済的
デメリットサイズが小さい、機能が少ない
選び方のポイント素材、機能、価格帯
おすすめサウナ初心者の方、自宅で手軽にサウナを楽しみたい方

ドーム型サウナは、あなたのリラックスタイムをさらに豊かにしてくれるでしょう。

執筆者

注文住宅会社での20年以上の経験とサウナ好きがこうじて、サウナストーブを独自企画。実際にフィンランドやエストニアへの視察を行い本場のサウナ文化を感じた上で、フィンランド式のサウナストーブを製品化。ストーブの販売から設置、ブース施工までお任せください!

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